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MAでよく言う「シナリオ」って何 !?

これは、この手のマーケティングシナリオ(広義のCRM)に関して、
当時「シナリオ考えて」と何度も指示されていた頃の辛酸をなめた記憶を
再構成した話です。
一つの面白い話、というかある意味情けない話として斜め読みして頂けると非常に有難いです。

ところで、昨今マーケティングオートメーションのシステムがTVCMで流れるのを見ると、、どうしても違和感を覚えます。※個人の感想です。

このコラムをご覧いただいているので、もうCMが頭をよぎられたと思いますが、MAと略されるマーケティングオートメーションは、辿ればCRMを高度化しても業務は効率化、そのシナリオは多岐にできますを実現できるものです(本当の課題感はどこかで体系化します)

CRMは教育という原則を分解した
6つの構成要素

業種業態を問わず、法人や個人向けに関わらずマーケティングオートメーションという概念に括られます。体系化した6つの構成要素は、CRMにおける教育という考えを、体現するために分解したものに過ぎません。
これが特別なものでもなく、以前から営業活動で実践されてきたことだと思います。"MAらしさ" があるのは、タッチポイントとタイミングの組み合わせかと思います。

シナリオとストーリーの違い?

ストーリーについてもお話させて頂きましたが、シナリオはシステム的な観点です。もっとシンプルに考えると「設定」に近いです。
ここで、もう一つの重要なことを考えたのは、シナリオが「設定」で、ストーリーが「教育」と定義づけたとしても、、結局はどう組めば良いのか?だと思います。

シナリオありきのストーリーは成立するのか?

MAというシステムはストーリーという土台に成り立つという構造は明確にしておきたいと思います。
(別章でのストーリー編をご覧頂ければと思います)
台本や構成が練りこまれていながら、主人公のキャラや生い立ち、登場人物の役どころが曖昧なドラマや映画が成立しないのと同様と位置付けます。

冒頭の話に戻りますが、MAというシステムがマーケティングの最大効率がを実現できる機能を持っていたとしても、事業主体のストーリー母体がないまま語られている…という場合はあります。だから「シナリオ考えて」を平気で唱えてはいけません。
そして、MAを提供するマーケターにとって、本当のCRMを見ずに、システムの側面だけを捉えるのも良くありません。

顧客はどんぐりの中の何かを見つけたエビデンス

自社の強みが認識していようが、そうでなかろうが、顧客は数多の選択肢から「これ」という買いのポイントを見つけてくれた人です。どれほど、素晴らしいストーリーがあっても、顧客が見つけたポイント以上の証明はありません
ストーリーを頑張って練るよりも、お客さんを複数見つけて「他と比べて
ウチを選んだ理由」を掘り下げて聞いていく
方がよほど商売としては期待が持てるのではないでしょうか。



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