組織が破壊されていく過程

私が所属している組織が壊れていっている為、今後の自分自身、そして、組織を率いる立場になる・なった・なるであろう人達に何か残したいと思い、、、、。

壊れていくキッカケ
・プロジェクトの進捗がある特定の人間関係に依存し始め、その人間関係が通用しない領域では、デッドロックが発生しまくる。
・”プロジェクトを進める=会議をする”、という発想が多数を占めてしまい、際限無く会議が量産される。
・プロジェクトリーダー達が、下位のメンバーの落ち度を共有し合い、且つ、何故か下位のメンバーにもそれが伝わる。不信感が芽生え始める。
・意思決定はしないが、監視だけして、アドバイスという名の揚げ足取りをする”だけ”の役割が創造される。
・量産型の会議に量産型の人間が多数集う。発言するのは、2~3人。最近はリモートなので、余計にタチが悪い。
壊れ始めると、はっきり見られる特徴
・一部の人間達だけでの秘密会議が行われ、何だかそこで色々決まっちゃう。
・ただ、基本的に内弁慶で、組織内部でしか通用しない力なので、他組織を巻き込んだプロジェクトである場合、秘密会議の決定の効力は皆無。じゃあ、何故、そんな事をするのか?と疑問が湧きましたが、おそらく彼らは彼らで不安なので、裏切り者を出さない為の儀式かな、と。
・上位のリーダー間で、まともな時間、まともな休日を無視したコミュニケーションの発生。疲労が取れない為、視野狭窄となり、問題解決できなくなる。この時点でだいぶ限界がきており、思考が鈍い為、考えなくていいように、ルールベースの対応が強化される。つまり、ルールが増える。意味を尋ねると、”皆、やってもらっているから”という大人としては一番ダメな回答が返される。
・進捗会議で公開処刑されるケースが増える。公開処刑は、された方も見た方も、生産性が著しく低下します。
・公開処刑を避ける為、それぞれのチームで防衛策が施行され、空白地帯に落ちるタスクが発生。課題に上がり、Aチームが持つかBチームが持つかの会議が創造される。
・プロジェクトマネージャーが警察官と化す。
・リスクZERO~♪を目指し、物事が進まなくなるが、何故かアグレッシブなマイルストーンが定められる。定められたマイルストーンは当然のように通過基準が曖昧。これはウォーターフォールなのか?
・職制を通じたプロジェクト体制ではないので、会社ルール(*こんな組織を創造する会社は得手して相似形でルールが多い)を遵守する為、評価や承認プロセスが複雑化。結果、雑務および帳尻合わせの為のマネジメント会議が増加。
破壊からの再生
・警察官の元気がなくなり、攻守が逆転する。
・まともな第三者がメンバーに加わり、まともな事を唱える。色々な人の目が覚める。
・記録し、後世に語り継ぎ、再発を防止する。

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