インターネット検索学
ふと思い立ったことを書く。
私が中学生の頃には既に、携帯電話からインターネットを閲覧することが可能だった。
ドコモのiモードという機能である。
そのiモードは、近々サービスを終了するようだ。
そして現在、インターネットは無くてはならないものになった。
何もするにもスマホでインターネット。これである。
インターネットで何でも検索が出来る時代ではあるが、その必要性に気づいたのは大学入学以降の事であろうか。
小中高では、分からないことは本に書いてあったし、本を見つけられなくても、教師が知っていた。
しかしながら、大学以降はそうはいかなかった。
知らないことは、自力で知る必要があった。
自力で知るにしても、効率のいい方法でなければならなかった。
時間が無いのだ。
悠長に図書館に篭っていても、求めている知識が得られなければ、無駄な時間である。
この、知るという行為に特化していたのがインターネットである。
それは余りにも膨大な情報を、非常に効率よく見つけることができた。
社会に出てからも同じである。
常にインターネットと共に生活してきた。
知らないことは、検索する。ただそれだけ。
ただ、インターネット上には、誤った情報や、故意に人を誤解させ、又は誘導するような情報も含まれる。
それらを取捨選択し、必要な情報を素早く、効率的に収集できてこそ、インターネットには価値があるといえる。
もはや完全にインターネット社会に突入したと言っても過言では無い現代。
まさに人類は集合知の獲得に至った。
で、あるならば。
そろそろ学校の試験などでも、分からない問題についてはインターネットを使って検索できるようにすればどうだろうか。
従来の試験では、試験中はもちろんスマホは禁止。これは常識だ。
しかし、ネットで検索することまで含めて、その人の問題解決能力を測れるというものではないか。
、、、、
なぜ、黒船が来航した年を暗記する必要があるのか。
なぜ、インターネットで検索してはならないのか。
スマートフォンを使えない状態での、想起力がそんなに大切だろうか。
まあ、たしかに、全く必要が無いとまでは言わない。
しかし、全ての試験で、インターネット禁止だなんて、それはないだろう。
現代人は、インターネット接続で得た拡張知識を持ってして、問題に対処していく必要があるだろう。
そうなれば必要である。
インターネット検索学。
数学と同レベルに。
いや数学よりも重要かもしれない。
さっそく小中高で導入しよう。
インターネットで検索し、情報を取捨選択し、正しい回答を導く方法を、子供たちに学んで欲しい。
インターネット検索学は、全ての学問の基底に存在するようになるだろう。
なぜなら、現代の学者はほぼ全員がやっていることだ。
なぜそんな事をいまさら?
そう思うかもしれない。
でも必要だろう。インターネットで情報を取捨選択する力。
あなたは、それを学んではいないはずだ。
なぜ、それが分かるか?
適切に情報を取捨選択できるなら、このnoteをここまで読むことは無いはずだ。。。。。。
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