ゲーマーの2人に囲まれながらあつ森をする日々、私の島で満喫する人たちに対しての想い。
コロナの緊急事態宣言が解除された後、我が家にやってきたニンテンドースイッチ。
もちろん自粛中にスイッチで遊びたかったが何処にも売っていない。ネットでの抽選にも外れる。
たまたま訪れたヤマダ電機でたまたま最後の1個を奇跡的にゲットした夫。やりよる、やりよるなー!!
その後ずっと遊んでみたかった「あつまれどうぶつの森」をマイマネーで買ったわたくし。あわよくば1人で遊ぼうと思っていたあつ森。もちろんそんな夢はソッコーで消え失せる。
8歳の娘がやらせて!と言う。続けて5歳の息子もやりたいと言う。一番最後に名乗り出た夫は控えめにやってもやらなくてもいいよ、なんて言うからやってみれば?と背中を押してあげた。
さもあつ森なんざ興味ないねん、みたいな態度をしていた夫が一番にハマっている。
私のあつ森が、私のあつ森が、家族によっていじくり回されている。うぅ、うぅう。
本当は1人でやりたかった。1人で島を自分の思い通りに仕上げたかった。だがその島には血を分けた2人と生粋のゲーマーがいる。
ゲーマーの血を継ぐ娘は真のゲーム好きだ。この父と娘はコントローラーの使い方が抜群に優れている。
何の才能だ。なんだ、ゲームの才能って。
私はこのコントローラーが上手く使えなくて幼少の頃の初代ファミコン、兄が買ったPCエンジン、自分のお年玉で買った初代ゲームボーイに対して愛着を持てなかった。
いつしか自分はゲーム苦手人間になっていた。
特にRPGの世界には付いていけなかった。なんでゾロゾロとパーティーとやらを組んで歩かなければならない?何故村人に話しかけなければならない?敵がどんな攻撃を仕掛けて来るのか、自分はどんな技を出すのが最適なのかわからない。何故、旅をしているのか…
その点、シューティングゲームなら分かりやすくて楽しめた。中学の頃の友人が真のゲーマーだったので彼女のセガサターンでよくパンツァードラグーンというソフトで遊ばせてもらっていた。
彼女の勧めるファイヤーエンブレム、ファイナルファンタジー、ロマンシングサガ。全部好きになれなかった。どうしてもRPGだけはハマれなかった。
そんなゲーム苦手人間が唯一やりたい!と切望したのが「あつまれどうぶつの森」だ。
そんなあつ森を一番に楽しんでいるのが夫だ。
このゲームをこんなに楽しんでいるなんて!!
ずるいっずる過ぎる。
私はあつ森の中の虫取り大会も魚釣り大会も最下位だ。8歳の娘にだって負ける。
夫は何匹も捕獲し、何匹も釣り、主催者のどうぶつから虫のフィギュアや魚のフィギュアをもらっている。更にはレアなグッズまで。釣り大会なんてトロフィーまでもらってるんだから!!
私は勝手に夫の部屋に忍び込み、トロフィーを盗もうとしたが盗めなかった。悔しい。(部屋の中のものは取れない仕組みである)
こんなにも私よりあつ森を楽しむ人。私はそんな人に一言申した。
お金をたくさん集めてね。
それしか無いのである。真のゲーマーはコントローラーの技術に優れているので虫も魚も貝も取るのが上手いからたくさん稼げるのだ。
私は技術がないので島の開発に全力を注ぐしかない。橋や坂を作るのに莫大な費用がかかる。家の二部屋目のローンだってまだ返せていない。
だったらゲームの上手い人がベル(金)を稼ぐ。これが理にかなった方法だ。
家族であつ森やってるなら協力しよう。私の島だけど、皆が楽しくやってるならそれを良しとしよう。大人気ないのは私だ。
だから皆、私に貢ぐのだ。そして素晴らしい島にしようじゃないか。島の発展は我に任せたまえ!年貢を納めよ!税金を払え!
そして私は毎日エイブルシスターズに通い服を買いまくり散財しまくるのだ。ふっふっふ。
ここは私の島だ!!
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