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いつから母親が鬱陶しくなるのか

今朝、娘を学校に送り出した後、玄関に娘が昨日学校から持って帰ってきた黄色い置き傘を持って行き忘れているのに気付き、急いで登校部団の集合場所までママチャリで向かった。他の部団が登校する脇をチャリで進み、まだ登校する前だった娘のいる部団の集合場所に間に合った。

「◯◯いる?」と同級生に聞いたらガレージの奥からひょっこり娘が出てきた。(うちの部団の集合場所は何故か人様の家のガレージだ)

置き傘忘れてたよ!はよ持っていき!

勢いよく娘に黄色い置き傘を振りかざし、アンタぁ忘れたらアカンでーと渡そうとしたら「いらん」と娘が言った。

え?意味がわからん。お母さん傘ありがとう!ぐらい言われるだろうと思っていたが予想外の回答が返ってきた。

いやいやいや、置き傘なんだから持ってけ!

いらん。

なんで!

いらん。他のあるから大丈夫。

他の?…そういやもう一個青い置き傘あったな…

何故かものすごく拒否されたので「せっかく急いで持ってきたのにさ」と捨てゼリフを吐いて傘を持ったまま私はその場を去った。

なんであんなに黄色い置き傘を拒んだのかはよくわからない。確かに、もう一つの自前の青い置き傘は学校にあるはずだけれど、この黄色い置き傘は娘の名前は書いてあるけど学校のやつじゃないの?返さなくていいのか?疑問が残る。

家に戻って夫に先ほどの出来事を話すと、恥ずかしかったんじゃないと言われた。

あーなるほど。ノーメイクで髪ボサボサでおまけにマスクもしていない母がいきなりママチャリで現れて同級生などに忘れ物をした現場を見られて恥ずかしかったんか…

もうすぐ四年生だしなぁ。年頃だよなぁ。きっと一年生ぐらいだったら素直に受け取ったんだろなぁ…

あの拒み方は傘で無くて〝母〟を拒んでいたのかも知れない。確かにこのくらいの年から親を疎ましく思うものだ。

思春期は徐々に、そしていきなりやってくる。のか

黄色い傘の今後の行き先、娘の真意、今夜聞くしかない。

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