6つのキーワード

私は今とある事柄に応募しようとしている。

仕事以外で何か応募してみようと思ったのは、
映画の試写会くらいなもので、
でもそれとは全然違う意味合いの募集だから
初めての感覚に近い。

ただ、直感的に応募してみようと思った。

その事柄についてはまた別で話すとして、
応募をするにあたり

・エントリーシート
・A4白紙に応募動機や体験談を自由に記述する

というのが課せられている。

転職の時も大体ここで億劫に感じるが、
今回は自分の直感を信じ、
すぐに作業に取り掛かった。

まずはエントリーシートに取り掛かる。

氏名、住所、生年月日を淡々と記入し、
そこですぐにペンが止まった。


うわぁ……なんだろう。


そこにあった問いはこうだ。

あなたの興味、関心、経験などから、
あなたをかたちづくる6つのキーワードを
教えてください。

うーーーん……


しばらく脳内が停止する。


静かな時間が流れる。


とりあえずここは冷静に、一旦寝ることにした。

さて、キーワードとは何か。
単語を求められているのか？
いや、用紙にはある程度の長さを書いてよしとするだけの空欄が6つ並んでいる。

ただ単語を並べただけでは伝わらない気がするし、かと言って窮屈に書いても見辛いだけだ。


私をかたちづくるもの…6つ…

メモ紙に丸を書き、
その中に自分の名前を入れた。

その周りに6つの丸を書き足した。

即座に思いついたのは、


①＂親友＂
私にとって親友の存在はいつでも大きい。
考えを共有し、理解し合えるって有難い。

②そして、＂アニメ＂

おい、アニメかい。

はい、アニメです。


再燃してるGackt愛でも書こうと思ったけど、
ちょっと堪えた。

③中学高校の時の恩師のことも浮かんだが、
約9年間継続し、思い出溢れる
＂合唱団＂をチョイスすることとした。

④仕事として好きな
＂接客＂のことも入れてみる。

⑤どうして接客が好きなのか。
私が常に履歴書に書き続ける言葉、
＂人に喜んでもらいたい＂という思いも
私をかたちづくるキーワードだろう。

⑥そして最後に夫を思う。

イライラすること多数。
呆れること多数。

でもそれは彼にとっても同じだろう。

料理も家事も手抜きで、物凄くワガママ。
どん底で叫く私を、それでも支えてくれる。

夫という存在のことを書くのではなく、
＂夫との時間＂を選んでみた。

これで6つ。

私をかたちづくる6つのキーワード。

エントリーシートには、もう少し違う形で書いたけど、メモ紙に書くと案外さくさくと丸を埋められた。

ちなみにエントリーシートは
何度も何度も何度も書き間違えた。

出来たー！！と感動に浸って読み返していたら、
年齢を書き間違えていたことが分かって崩れた。

情けない…
年齢が分からなくなるってこういうことか。

夜には右腕が筋肉痛になっていた。

あなたの興味、関心、経験などから、
あなたをかたちづくる6つのキーワードを
教えてください。