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『宗教研究クラブ』終演いたしました。

書くこと自体は好きなのに、どうしてもこういうタイミングだけの更新になってしまうのですが(本当に今後の課題)
2022年7月27日(水)〜31日(日)までやっておりました、
令和座 第3回公演『宗教研究クラブ』の全8ステージ全てを終演することができました。

ご来場いただいた皆様、応援の言葉をくださった皆様、支えてくれた家族・友人、今回の作品を上演するにあたり、携わってくださったスタッフの皆様、そして共演者の皆様。
本当にありがとうございました。

7月の中頃から急に感染者数が爆上がりして、もしかしたら幕が開くことはないかもしれない、途中で公演中止になってしまうかもしれない。
そんな不安が募る中、無事に全公演をこのキャストでできたこと、本当に嬉しく思っています。

令和座さんの前作『UNDER GROUND PARTY』に引き続き出演させていただいて、また浅間ワールドを堪能させていただいたわけですが、
ゲルニカ。
これまでにない役でございました。

前作のUGPを見てくださった方(共演者含む)は気がついていた人もいるもしれないのですが、
UGPでましろ演じる典子がコルセックに「板倉さん」に間違われるシーンがありましてね。
今回、満を辞して(?)板倉さんに昇格いたしました。
改変でなくなってしまったのですが、コルセックの名前が登場していたり、UGPでも聞いたセリフが再び登場していたり、と前作から引き続き出演している身としてはそんなところも楽しく演じさせていただきました。

さて、ゲルニカですが、
最初にいただいてたイメージとか、性格が台本の改変を通して結構変わりまして。
過激な女から一転。宗教二世として悩む女性になりました。

これまで、明るい・朗らかな役を多くいただいてきましたが、
作・演出の浅間さんから「可哀想な役似合いそう」とこのゲルニカをいただき、すごく嬉しかったです。
新しい一面、見せられるぞ、と。

普段の私を知っている人ならば私が超がつくほどのネガティブな性格であることを知っているけれど、やっぱりそんな超ネガティブな人間のままでお外に出るわけにはいかないわけで、お外では元気に過ごしているわけですが、
だからこそ、明るいイメージばかりで。

もちろん、明るいイメージが似合ってる!と言ってもらえるということは私がそれだけ陽の気(いきなり何)を纏えているわけだから私の努力は成功しているわけなんですけども。

知ってる感情を沢山使えるな、と思いました。
ゲルニカを通して、自分と向き合えるな、と思いました。

結論、自分の知っている感情であればあるほど、舞台の上に持っていくには勇気がいるし、感情との距離感も大事だな、と学びました。
それこそ私がやっていきたいお芝居なわけなんですけど。

今回の舞台は本当に自分の中で新しい課題が沢山見つかった舞台でもありました。
まぁ、いつも課題は沢山見つかるし、だからこそこれからのモチベーションにもなるんだと思うんだけど、ある種、ターニングポイントになるくらいかもしれません。

この公演が終わり、毎年お呼ばれしている高校生向けのWSの先生なんてして(先生、先生なんて呼ばれていい気になりやがって、と舜君の悪態が聞こえてきそうですが、やっぱり先生て呼ばれて悪い気はしませんでした。私くらいの役者がなんぼのもんじゃいというところではあるけれども)
本当に濃い夏です。暑いです。

WSを受けてくれた男の子から「一度演劇というものをしてみたかったのですごい楽しかったです」という言葉をいただいた時はほんとに嬉しかったです。
今回はこれまでの倍くらいの人数になっていたので一人一人細かく見る自信なんてなかったけれど、なんとか演じる楽しさを知ってもらおうと
人生で初めてシーン台本を書いてみたりして乗り込んだので、本当に嬉しかった。


本当に濃い夏です。
来月に本番を迎える

演劇企画イロトリドリノハナ『パレードを待ちながら』

の稽古も着々と進んでおります。
これまでのましろにとって比べ物にならないくらいのセリフ量、歌、ダンスと盛りだくさんです。
こちらもぜひお楽しみに。
詳細は次の投稿に載せますね。


ましろうみ


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