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【小説】骸骨探偵は死の理由を求む

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死者の記憶から死因を探る冥界探偵ミステリー
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記事一覧

骸骨探偵は死の理由を求む 第13話 ~河原木の記憶1~

 僕は金曜日、いつもどおり大学の授業に出てから部室へ向かった。  文化部の部室が集まる部…

骸骨探偵は死の理由を求む 第1話

目覚めると、私は広大な川岸にぽつんと一人で立っていた。 「ここ……どこ……?」  慌てて…

骸骨探偵は死の理由を求む 第2話

「そんなわけないんですけど」  衝撃の出会いから30分。私はまだこの船着き場にいた。  気…

骸骨探偵は死の理由を求む 第3話 ~私の記憶1~

「今度の祝日、一緒に映画とかどう?」  ここは、サッカー部の部室。  部活が終わったあと…

骸骨探偵は死の理由を求む 第4話 ~私の記憶2~

 待ちに待った土曜日。  晴れてはいるが、空気は少し冷たくて秋の気配が感じられる。  普…

骸骨探偵は死の理由を求む 第5話

 私の記憶はそこまでだ。  それ以降は暗闇が広がっていて、どうしても思い出すことができな…

骸骨探偵は死の理由を求む 第6話

 えっ、終わりじゃない……?  既に先輩に殺されて、その先輩も死んだというだけでもショッキングなのに、この上に何があるというのだろう。  骸骨は、顎に手を置いてゆっくりと話し始めた。   「シクラメンの球根は、別名“ブタノマンジュウ”と言って、肉まんを潰したような形をしているんだ」  骸骨は左右の人差し指と親指同士をくっつけて、私の見た球根とは明らかに異なる楕円形を作った。  「園芸部の花壇に《《紫色の袋のような形の花》》があると聞いてピンときた。  おそらくだが、そ

骸骨探偵は死の理由を求む 第7話

 どれくらい経ったのだろう。  ようやく私は立ち上がった。  そうだ、私は死んだんだ。 …

骸骨探偵は死の理由を求む 第8話

「お別れは終わったか?」  気がつくと、スマホをパーカーのポケットに入れながら骸骨がこち…

骸骨探偵は死の理由を求む 第9話

 あれから2週間。  現世の私はまだ頑張っているらしく、未だ冥土に留まっている。  咼論…

骸骨探偵は死の理由を求む 第10話 ~幕間1 報告~

――コンコン。  扉からノックする音がして、宰相補佐の棄駆《すてく》は書類から目を離した…

骸骨探偵は死の理由を求む 第11話

霊次に連れられて船着き場に着てみると、キョロキョロと挙動不審に動き回る男の人の姿が見えた…

骸骨探偵は死の理由を求む 第12話

 画像を消去するときに少しだけ抵抗したが、本気で怒っている骸骨に至近距離で睨み付けられた…