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クリエイティブは自己犠牲の下に成り立っている

こんにちは、ましろです。

皆さんは創作活動はしていますか?
絵、音楽、文章など数多くのクリエイティブな活動が世の中には有りますね。

今回のテーマはその創作活動は「自己犠牲の下に成り立っている」という僕の考えを書いていこうと思います。また、そうだとすればクリエイターはどうやって活動すれば良いのだろう?と考え出した自分なりの答えも聞いていただければと思います。


なぜ『自己犠牲』なの?

まず皆さんが疑問に思うのは「何故自己犠牲なの?」ってところだと思いますので、そこについて自分もやっているイラスト制作を例に取って書いていこうと思います。

自分が自己犠牲だと考える理由として以下のものがあります。

  • 好きなものだけで活動していくことは出来ない

  • 人の為に頑張っても報われるとは限らない

  • 余りにも軽視され過ぎている

ひとつずつ説明していきます。

・好きなものだけで活動していけない


まず、創作活動をしていくうえで「人の為に創作する」という考えが大事だと言われています。

爆発的に人気で何を描いても評価されるレベルのイラストレーターなら話は別ですが、特に駆け出しの頃はSNSで認知される為にも少なからず流行りのアニメや漫画のイラストを描く必要が出てきます。

また「自己満足で描く絵」というのには自信の欲が深く関わっています。なので深淵の様な深さの欲望が有る人でも無い限り最終的に描きたいものが尽きてしまいます。

その為『好きなものを好きな様に描く』というのが難しくなっていきます。

・人の為に頑張っても報われるとは限らない

絵を描いていると友人や身内などに「絵を描いてほしい」と言われる事が多々あると思います。
そして、自分の好きな様に絵を描く場合と違い人の為に絵を描くとなると「良いもの」を描いて渡したい事と思います。

しかしながら、人の為に良いものを描いたとしてそれで褒められたり、感謝されたりするとは限らないものなのです。

何故かというと「自分がいいものをと拘って描いたしても伝わるとは限らず、大抵の場合相手は知ったこっちゃないと思っている」からです。

みんながみんなそういう風に思っているとは言いませんが、大抵の場合相手は「依頼した絵」が出されればそれで満足し、それ以上の事をしてこうこうこうして頑張ったと説明した所で「いや別にそこまで求めていない」といった反応を示される事が多いです。

じゃあ人の為に描くのは無駄なのか?と言うとさっきの話にも繋がりますが、それではやっていけないのが絵描きの辛い所なのです。人の為に描かなければならないが報われる可能性は低い....なんとも理不尽な話ですよね。

・余りにも軽視され過ぎている

先の話しにも繋がりますが、絵描き並びに創作者は余りにも軽視され過ぎていると感じます。

大前提として、イラストは色々な過程を経て完成します。ラフを起こし、線画を描き、彩色をし、要望があれば背景も描く....この様に色々な作業を経て1枚の絵は完成するのです。

そしてその過程の中で良いものを作ろうと思うと各工程に費やす労力もそれだけ大きくなるものです。

なので友人が気軽に「絵を描いて」と依頼したとしてもこれほどの労力が掛かるわけです。

しかし、そこで依頼された絵を出して反応が薄いとかなりショックを受けてしまう人も多いです。相手に喜んでもらうために絵描きは先の工程をやる訳です。ここの辺りが中々分かってもらえないなと自分は度々思っています。

「相手の為に描いてあげる」っていうのは上から目線の考えなのかも知れません。「絵描きなら描いてもらわしていると考えるべき」だと考える人もいるかと思います。
しかし、それが上から目線と言われる時点で絵描きは軽視され過ぎていると自分は考えます。絵描き本人は上からとかそんなんじゃなく、ただ喜んでもらいたくて描いているのです。

なのでもし友達に絵描きが居て、軽いノリで描いてと依頼するのは良いのですが、お金を払えとまでは言わないのでせめて「ありがとう」だとか「すごいね」とか....そういった事を言ってもらえると、その言葉だけでも絵描きは報われてやる気が出るものなのです。


・じゃあ創作者はどうやって活動すればいい?

色々書いてきたので「じゃあそれで創作者はどうやって活動すれば良いのか?」って疑問が湧いてくる頃かと思います。

まぁこれに関しては人それぞれのやり方はあると思いますし、正解も無いとは思います。ですので、自分のこうしてら良いのかもというのもひとつのやり方として受け取ってもらえればと思います。

やり方としては

『自分の作品は人や世に渡った時点で他人』

『作品を作った自分を自分が精一杯褒める』

と考えるのが最適だと自分は思いました。
....悲しい事ではありますが。

どういう事かというと、依頼を受けたり世に出す為なにか作るとして、それを完成させるまでは寄り良いものをと全力を注ぎます。そして完成したら完成させた自分を自分で褒めましょう。

次にここからが重要で、それを提供したり世に出す時点で「この作品は既に他人だ」とその絵に対する愛着を全て捨てる事によってその絵に対する反応がどうであれ「まぁ他人だしね」とショックを回避する事が出来ます。

そもそも人に褒められる事に期待せず、自分で自分を褒めましょう。先程絵描きを例に創作者は軽視されている、もっと褒められるべきと言いましたが、それを訴えたところで現実は非常なのです。

ですので褒められたらラッキーと思い、褒めてくれたり意見をくれる人は大事にしましょう。

そして何より自分で自分を褒める....もうこれしか無いですね。
周りが褒めてくれないのなら自分が精一杯すごいものを作ったね、頑張ったねと褒めてあげましょう。

自分の友人が言っていた事の受け売りにはなりますが「自分の機嫌は自分で取る」しか無いのです。
ですので自分が褒めてやらないと何も始まらないんです。


今回は自分が創作活動に対して思う事を思うままに書いてみました。
文章を書くことに慣れていないもので読みづらい部分も多々あったら申し訳ないです。

これで創作者が救われる様な事が仮にあったとしたら書いて良かったなと思います。

それでは今回はこの辺で
ご閲覧いただきありがとうございました。

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