私は、やりたいことリストを捨てた。

やりたいことリストをつくたことがあります。

きっかけは何だったのかは忘れてしまいましたが、初めてリストを作ったのは、もう、3~4年前のことだったとおもいます。

その時は友人と一緒に書き出したのですが、私は30ほどで手が止まってしまいました。

行きたい場所

やりたいこと

欲しいものをか片っ端から並べたはずです。

なのに、30個以上は出て来ませんでした。


その時の私の人生が順風満帆だったわけではありません。

満たされている人は、やりたい事リストなど作ろうとは思わないでしょう。

何か物足りなさを感じていたし、たくさんやりたい事をやれば、満たされる気がしていたのです。

なのに、100個あげようと始めたはずのリストアップが、たったの30個で事切れてしまいました。

なんと不甲斐ない。


それから何度か100個を集めようと、事あるごとに見直し、書き直して来ましたが、100個はなかなか達成できませんでした。

しまいには、やりたい事リスト100を作る事自体を、やりたい事にあげてしまっていました。


私のやりたいことは、ダイエットや、旅行、欲しいもの、読書や映画、貯蓄や勉強したいことなどをより具体的にし、細分化したものでした。

そういった「やりたいこと」を書いていて、思ったことは、

「自分はやりたいことを知らない」

「やりたい事がないなんて、つまらない奴だ」

というものでした。

だから余計に一生懸命にリストを埋めようとしていたのかもしれません。

このリストを完成させて、実行している誰かと同じようにならなければならないと、思っていました。



最近また、このやりたい事リストを見返していると、そこに書かれた項目が、上部だけのものだと気がつきました。

誰でも旅行はしたいですよね。旅行できるなら海外も行きたいよね。海外行くなら語学の勉強したいよね。でも、それってなんのため?

早寝早起き、読書、運動の習慣があった方がいいのはわかるけど、なんのため?

私がリストアップしていたやりたい事は

世間一般にやっていると他人から評価されやすい事でした。

一人旅ができるようになるとか、広い家に引っ越すとか、海外旅行するとか、語学勉強をするとか。

私自身の目標ではない、世間の理想の女性像というか、素敵女子の典型例みたいなものでした。

誰かに評価されなくても、自分で本当にやりたいと思って書いたものもあります。果実酒をつけるとか、植物を育てるとかです。ですが、それらは早々に達成してしまっていました。


そして

「やりたい事」をリストアップする前に「なりたい自分」を知らなくてはいけない。

自分がどうなりたいのかわからないから、やりたいこともないのだと気がついたのです。



今、私は「やりたい事リスト」をやめて「なりたい自分リスト100」を作っています。

やりたいことリストよりかなり簡単に60個あげられました。100個を目指してこれから自分と向かい合ってみようと思います。


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