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メロンパンパニックのお話

メロンパンパニックという現象?が少し前Twitterで話題になっていました


メロンパンパニックとは、「なにか食べなきゃだけど何食べればいいのかわからずコンビニを何十周も徘徊し周りの人間が次々と食べたいものを買うという普通を遂行できているプレッシャーでパニックになり半泣きでメロンパンを買い一口かじって要らなくなる」現象。


私の場合、メロンパンは買ってなかったですが、似たような経験があったので書いてみようと思います。

うつ病で休職する直前、仕事後に毎日スーパーかコンビニの弁当を買って帰っていました。たいてい、安いものを買って食べるのですが、疲れていると、早く家に帰りたいのに、その日の夕食が選べないのです。

「脂っこいのは食べたくない」

「寒いから冷たいものはやめとこう」

とか考えているうちに何も選べず、スーパーを20~30分ぐるぐる歩き回ってしまっていたのです。

本来なら、食べたいものを食べればいいのですが、そのころの私は、何を見ても、食べたいとは思えませんでした。

結局、ただ安いからという理由で弁当やカップラーメンを選んで帰るのです。

30分かけて500円未満の食事を選び、レジに並んでいることに気が付いたとき、私はむなしくも、哀しくもなく、ただ茫然としてしまいました。

すぐに家に帰って、シャワーを浴びて買ってきた弁当を食べて、歯を磨いて寝ました。


深く考えてはいけないと感じたのです。

深く考えたら、明日、仕事に行けなくなる。

やるべきことだけを考えようと。


今思い出せば、明らかに思考停止です。

そして、本当は考えなければいけないことを考えることを拒否してしまった。それから実際に仕事に行けなくなるまで1週間なかったと思います。




いま、休職をして2か月以上たち、少し料理をするようになりました。

料理を始めようと思った理由の一つ目は食事と睡眠と、うつ病の症状に関係がありそうだと思ったからです。

私は睡眠が過剰になるときは、食事も過剰になりがちな傾向があります。

食事が過剰になると、どこまでも食べてしまうので、メニューを工夫したり、食べる前に料理する手間を多くかけることで、過食を防げるかもしれないと考えはじめるようになりました。

二つ目は、単純に太ったからです。新しい服をそろえることはしたくありません。痩せたい・・・・今、人生最高体重を更新中です。

三つ目は、味がよくわかるようになってきて、弁当や、カップラーメンだけでは満足できなくなってきたからです。

以前は毎日カップラーメンでも平気だったのですが、今は、毎日食べると辟易してしまいます。逆に蒸し野菜がおいしく感じますし、野菜それぞれの味や香りの違いが判ります。

四つ目は、暇だからです。楽しそうに思えることを、やってみようと思える余裕ができてきたのです。幸い、料理をすることは楽しそうと思えることだったので、簡単なものから始めています。



うつ病になる前の1~2年間私はかなり食事をないがしろにしてきました。何を食べてもおいしくなかったので、この頃からうつ病の兆候はあったのだと思います。

この病気を発症した直後は、食事量が激減し、体重も5キロ近く2~3週間で落ちました。

そして病気が改善していきた今、食欲が上がり、体重も増えました。

これからは自分の食事をコントロールできるよう、食事との向き合い方を考える必要があると考えています。


何か特定の食品を食べたくて仕方がない時は、その食品に含まれる栄養素が足りていないだそうです。

おいしさを感じるのも、体に必要な栄養素を得られた反応です。

おいしいと思って食事ができることは、それが出来るという事は、それだけで元気な証なのでしょう。


これから毎日、おいしいと感じられるように、これからは食事を大切に考えていこうと思います。

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