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嵐渓荘で酒を温泉に浮かべて飲んできた

酒を飲むという行為は楽しい。
体は不健康だが心が健康になれる。
一方で温泉に入るという行為も楽しい。
しかもこっちは体が健康になる。

つまり酒を飲みながら温泉に入ると滅茶苦茶楽しくて健康になれるのだ。
そして新潟県の嵐渓荘という温泉に行くとそれが出来るという、これはもう行くしかないだろう。


プロローグ


格安航空で新潟に

大阪在住なので新潟には飛行機で行く。
12年ぶりに乗ったのでテンション上がりすぎて待合スペースでずっとそわそわしていた。
同じスペースで沖縄行の人々も待ってたんだけど、沖縄行く女ってみんなプロのヤリマンみたいな服装してるから滅茶苦茶わかりやすいですね。

生まれて初めてピーチ航空に乗ったんですけどアレですね、機内で相席食堂が見れる以外はなんか夜行バスの車内を思い出しますね。

とはいえテンションがぶち上っているのでゼルダのティアキンで飛行機作って遊んでた。飛行機の中で飛行機作ってた。

新潟についてとりあえずウンコしたんだけど大阪産のウンコを新潟で排出するウンコ運搬人になってしまった。今年31歳になるのに。

レンタカーを予約してたんですけどなんか手違いでおんなじ料金ででっかい車になった。一生分の運を使い果たした。さっきウンコしたばっかなのに。

あれなんですね、新潟って意外と車多いんですね。クソ田舎だと思って舐めてました。
1時間ちょっとぐらい運転してつきました、嵐渓荘。

外観

嵐渓荘

途中ジジイとババアを3回ぐらい轢きそうになるわ、溝にツッコんでる車はあるわですんげぇ怖かったんですけどなんとかたどり着きました北斗の拳みたいな世界だな、新潟。
お前らこれが嵐渓荘だ見ての通り100%木造だ、火事が起こったら絶対に死ぬ。

庭にいる鯉

宿の前は開けた日本庭園みたいになっていて最高、ここでキャンプしたい。
旅館に泊まってる富裕層の見世物になるからここでキャンプさせてくれ
なんか高そうで奇麗な鯉がいる庭もあってよかったです。
家族連れも何人かいたんですが前世で何やればそんな太い実家に生まれられるの?

チェックインすると俺は王族か?ぐらい丁寧に接客してくれてマジでビビる。ウンコ運搬人から王族にランクが上がった。

部屋に案内されると川に面していて風情があってよかったです。
窓も大きくて「あぁ、ここで幾多のカップルが立ちバックしたんだろうなぁ」と思った。立ちバックって旅先でしかしないよね。

温泉

大浴場

一通り部屋でダラダラした後に大浴場に入る。
大浴場は正直そこまで立派なわけではなく、25mプールの半分ぐらいの内湯と大人二人が入るといっぱいになる露天風呂があるだけ。
なんですが、泉質がマジで最高。このお湯が蛇口から出てほしい。
38℃ぐらいのちょいぬるめのお湯でずっと入ってられる。客室もそんなに多い訳ではないから浴場が混雑することもないと思う、知らんけど。
最近流行りのサウナはないんだけどシャワーが地下水なのか程よく冷たい温度で出てくるし露天風呂に休憩用の椅子もあるから普通に温冷交互浴みたいなことが出来る。
お湯は若干塩分が含まれているので体はポッカポカである。塩ゆでされる豚肉はこんな気持ちなんだろうか。

ひれ伏せ貧乏人共

風呂上りはラウンジでビールを飲むことが出来る。部屋の鍵を見せるだけでビールが出てくる、きっとここでは温泉だけでなくビールも湧くのだろう。
仲居さんが「オヘヤヅケ」なる謎の言葉を言っていたけど知らん知らん、資本主義はさっき湯に溶かした。

部屋に戻ってテレビでローカルニュースを見る。
この時間が一番「旅行」を感じるんだ俺は。
どうやら新潟の若者の間では大麻がバチクソ流行っているらしい、旅先で知りたくない話題ナンバーワンじゃないか。大麻についてのニュースなんて。

この旅館は貸切風呂が「石湯」「深湯」の2種類あって、そこで日本酒が飲めます。
夜までは30分単位の予約制で、10時頃からは空いてれば好きに入れるという感じ。

貸切風呂

温泉に入りながら日本酒を飲んだ経験は何回かあるけども何故か嵐渓荘でやるとめちゃくちゃ体が温まる。
風呂上がってからも汗が止まらない、夏場はぶっかけうどんくらい冷水で体を締めてから上がりましょう。
ちなみにこれは朝風呂です、ちゃんとお仕事すると朝から温泉につかれるんだぞ。

食事

晩御飯

晩飯だ。
旅館の晩飯を「美味い」と思ったとき、味覚の童貞を捨てたように思う。

ファルコンディナー

野草を漬け込んだ食前酒という謎の存在がとても美味かったです。上品なかき氷シロップみたいな味がした。
その他の料理もまぁうまいうまい。海老料理が入ってないのは旅館がケチだからとかではなく俺が嫌いだからです。

鯉の洗い

生き物系ユーチューバーが口を揃えて「淡水魚は火を通せ」っていうんですけどそんなの気にしない、鯉を生で食える。生牡蠣よりも危険で美味い食べ物、それが生鯉
この料理食べてるとき、旅館の前にいた鯉が頭よぎったんですけど大人なのでサッと泳ぎ去らせました。
鯉の食レポですが、歯ごたえの強いあっさりした鯛です。生臭さとか泥臭い感じが本当に一切ないんでビックリします。

カジカ酒

写真分かりにくくて申し訳ないんですけど焼いた魚が入った酒を注文しました。アホなので見たことないものを美味いと思う習性がある。
これがまぁ〜〜美味い。死ぬ前に飲みたい液体第一位、二位は女子高生の脇汗。

フリスビー石で肉を焼く

肉だ。
「もう年取ったから肉より魚がいいわぁ〜〜〜」
とか言う年齢になったけどやはり肉はテンションが上がる。何歳になっても肉とロボットはテンションを上げてくれる。
多分皆が知ってる味がして美味い。

魚まるごと焼き

山の中の旅館なので川魚の塩焼きが出てきてテンションが上がる。
豚の丸焼き然り、人類は食材をまるごと焼いて出されると嬉しくなってしまうのだ。蛮族なので頭からボリボリ食べました。
あとは炊き込みご飯とかデザートとか出てきたんですけど全部美味かったですね。特に新潟だからか米がうまい、丼飯で食べたい。

朝ご飯

朝飯

旅館の朝飯って最後の晩餐にしたいぐらい旨くない?
正直言うと塩分濃い目のおかずで米を食うという体には悪い行為なんだけど心の栄養はもりもり補給される。日本万歳!
嵐渓荘は朝飯に「温泉で炊いたお粥」が出るんですけどほんとにこれはジョッキで飲めるぐらいうまいので米アレルギーじゃない限りは食べてください。

エピローグ

旅行で一番印象に残った画像

海の事件事故の前に家庭を何とかするべきじゃないか、あなたは。

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