Numa Compact2の設定等々

Numa Compact2を使い始めて少し経ったので、色々と使ってみて私自身が感じたことを適当に書き綴っていきます。


Studiologicというメーカーについて


シンセサイザーやステージピアノの鍵盤部分を製造しているFATAR(ファタール)というメーカーの、自社キーボードブランドがStudiologic(スタジオロジック)です。

Numa Compact2 仕様


鍵盤
セミウェイテッド鍵盤(アフタータッチ付き)

サウンド・エンジン
音色数:88音色(デフォルト)
最大同時発音数:128音
スプリット機能付き(Upper/Lower)

エフェクト
FX1(Upper/Lower), FX2(Upper/Lower), REVERB , 2Band EQ

スピーカー
10W x2

入出力
ステレオアウト x1
ヘッドフォンアウト x1
ペダル:サスティン x1 ,エクスプレッション x1
MIDI:IN x1 / OUT x1
USB:Type - B x1
電源:12V DC

電源
DC IN:12V
アダプター:入力 100-240V / 出力 12V-2.5A
(MIDIコントローラーとして使用する際は、USBバスパワーで動作可能)

電源アダプタ
入力:100 – 240VA~50/60Hz 1.0A
出力:12V 2.5A
極性:センタープラス

サイズ
1270 x 230 x 100 mm(W x D x H)
質量:7.1 kg

良いところ


価格が安い

コスパが良いです。同じような仕様の別メーカーのキーボードを買おうとすると10万円~くらいになりますね。
定価は税込みで8万円くらいですが、私はセールとか楽天ポイントとか色々と駆使して6万円くらいで購入できました。

重量が軽い

机の耐荷重を気にしなくて良い重さなのが、嬉しいです。

鍵盤の質が良い感じ

Roland / A-49から買い替えたですが、鍵盤が軽過ぎないのでベロシティの変化がそこそこ付けやすいところと、グリッサンドがやりやすいところが使い始めて驚いたところです。打鍵の音もハンマーアクションやキーボードタッチの鍵盤に比べて静かな方だったのは、嬉しい誤算でした。
耐久性については、これからのことなので分からないですが、レビューを覗いてみると鍵盤の初期不良のレビューは結構見かけますね。新品購入時は完全に運ですが、中古や店頭展示品の購入の際には注意した方が良いかもしれませんね。

内蔵音源の質が良い感じ

内蔵音源の質がそこそこ良いです。お気に入りは、アップデートで追加されたGermanGrandの音色です。
ViennaのSynchron PianoやKeyscapeなどの専用音源にはどうしても劣ってしまいますが、自分の中で鳴っているピアノの音のイメージに近くて好きです。ピアノ練習として使っている程度の私には十分以上のクオリティだと思います。

微妙なところ


マニュアルが雑

MIDIキーボードとして使う場合の詳細なマニュアルがないのは、中々困りますよね。

勝手にベンドデータが送信される。

MIDIキーボードとして使っていると、勝手にベンドデータが送られて、録音時に勝手にベンドデータが記録されます。
いちいち消すのが面倒なので、DAW側でキーボードからのベンドデータを無効化してを使ってます。

トランスポーズの物理ボタンがない

Numa Compact2でトランスポーズを行う場合は、EDITボタン長押し、ダイヤルを回して押して… 。と手数が多くて切り替えが面倒です。
私の場合、ピアノはスケッチ程度に弾けるようになりたいだけなので、トランスポーズを多用します。正直、物理ボタンがあった方が楽だなぁと思います。

購入後やること


  • ファームウェアのアップデート

  • Numa Manager のダウンロード&インストール

  • 追加音源のダウンロード

リンク先ページのダウンロードメニューから!

MIDIキーボードとして使用するときの設定


まず、Numa Compact2には、ポートが2つあります。
※画像は、Studio One

NC2 と MIDIIN2 の2つのポート

NC2 を使う場合
スプリット機能が使えず、Numa Compact2側の設定に関わらず普通のMIDIキーボードと同じように使えます。

MIDIIN2 を使う場合
スプリット機能が使えて、MIDIの入力信号が二つ出力されるので、Numa Compact2側のUpperとLowerのボタンが両方点灯しているとMIDIが2重で打ち込まれます。

DAW上でのスプリット機能の使い方
DAW側の設定でMIDIの入力ポートを、MIDIIN2に設定
Numa Compact2のSPLITボタンを点灯

Numa Compact2のMIDIボタンが点灯した状態で、Zone A / Bのどちらかを選択し、EDITボタンを押下。

ZONE EDIT [4/16] のページで、Upper と Lower にMIDI CH の番号 1、2 をそれぞれ割り当てる。

DAWの任意のトラックの入力CHに1、2のどちらかの番号を割り当てる。

まとめ


ざっと書き綴ってみましたが、いかがだったでしょうか?
総評としては、コスパの良い鍵盤という一言に尽きます。若干粗が見え隠れしますが、この価格なら文句の付けようがないです私的には!笑
購入検討中の方や設定に苦戦している方に、この記事を参考にしていただけたら幸いです。

ハード機材だと、あとはFader Port辺りのフィジコンをそのうち買う予定です。今年のBFで予算が残れば… 。
そのうち、BFで狙ってる機材の記事とか書きますかね

おわり

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