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[鉄印集めの旅]8個目 しなの鉄道

鉄印集め乗り鉄旅

今回は8個目の鉄印をゲットしに、「しなの鉄道」に乗りに行ってきた。

しなの鉄道といえば、北陸新幹線が1997年に長野まで開業した際に群馬県の高崎〜新潟県の新潟まで伸びていたJR信越本線のうち、軽井沢〜篠ノ井の区間の運行をJRから引き継いで誕生した第三セクター鉄道だ。

JR信越本線といえば、1997年の北陸新幹線開業前は高崎〜新潟まで途切れることなく伸びていた大幹線だったが、北陸新幹線が敦賀まで延伸された2024年現在では、第三セクター化や廃線により、分断されてしまい、信越本線として残っているのは以下の区間のみとなってしまっている。

・高崎〜横川
・篠ノ井〜長野
・直江津〜新潟

そんなかつての大幹線を走るしなの鉄道の軽井沢〜長野の区間(篠ノ井〜長野の管轄はJR)に乗り、途中の小諸で鉄印をゲットしながら長野へと向かった。
また、せっかくなので、しなの鉄道の起点である軽井沢まで、新幹線を使わず、現在も残っている信越本線の高崎〜横川と路線自体が廃止となってしまったが現在もバスが運行されている横川〜軽井沢を乗り継ぎ、かつての信越本線のルートを辿りながら向かった。

東武と両毛線を乗り継いで高崎へ

宇都宮に住んでいる私の旅のスタート地点はJR宇都宮駅が多いが、今回はJRではなく、東武の「南宇都宮駅」

東武日光線やJR両毛線が発着する栃木県栃木市の栃木駅と宇都宮市の東武宇都宮駅を結んでいる「東武宇都宮線」の駅で、東武宇都宮駅の隣の駅である。

実家がこの駅から近く、前日は実家に泊まったため、ここからのスタートとなった。

まずはここから東武宇都宮線に乗り、栃木まで向かった。

南宇都宮から約35分、栃木駅に到着


ここでJR両毛線に乗り換え、高崎を目指す。

栃木から約1時間40分、群馬県の第ターミナル駅、高崎に到着

ここからいよいよ信越本線の旅が始まる。

1997年に北陸新幹線(当時は長野新幹線と呼ばれることが多かった)が高崎→長野で開業する以前、特急あさまなどが駆け抜けていたルートを辿っていく。

線路跡を眺めながらバスで碓氷峠越え

まずは信越線横川行で信越本線といえば多くの鉄道ファンが思い浮かべる「碓氷峠」の手前の横川へ

高崎から約30分、横川に到着

かつてはこの先にも線路が繋がっていたんだよな〜

さて、ここから碓氷峠を越えて軽井沢へ向かう。

かつてこの区間(横川〜軽井沢)ではEF63形機関車が特急あさまなどの補助機関車として活躍し、最急勾配66.7パーミルの坂を登っていた。

現在は同区間の輸送はJRバスが担っていて、バスで碓氷峠を越えて軽井沢へ向かうことができる。


バスは高速バスタイプで、座席にスマホなどの充電が可能なUSB端子が付いている。

運賃は片道大人520円、小児260円で、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードは使えず、乗車する時に現金で支払う。


横川駅を出発

この日はちょうどGW後半で、バス車内はほぼ満席

横川駅を出発すると、車窓右手に廃線となった信越本線の跡地を活用して作られた鉄道テーマパーク「鉄道文化むら」が見える。

ここにはかつて信越本線で活躍したEF 63形機関車や特急あさまで使用された189系などの車両、資料などが展示されていて、私も一度訪れたことがある。


普段、横川と軽井沢を結ぶこのバスは、「碓氷バイパス」と呼ばれる道路を通り、約30分で結んでいるのだが、この日はGWということで、バイパスは軽井沢へ向かう車で渋滞していた。そのため、私が乗ったバスは迂回運転ということで、バイパスではなく、旧道を通ることに。

まさに峠道という感じで道幅は狭く、急カーブの連続、「こんなところをバスが走って大丈夫なのか?」と乗っていてヒヤヒヤしてしまった。

カーブではバスの車体が対向車線にはみ出すことがほとんどで、カーブですレ違うのはほぼ無理。

そのため、カーブ手前で対向車の通過を待つことや後ろからの車に先を譲ることもしばしば。

それでも、運転手さんの巧みな運転技術のおかげで、ほぼ定刻通りに軽井沢駅に到着することができた。

バスの車窓からは時折、かつての信越本線の線路跡地も見ることができた。

横川から約30分、無事に碓氷峠を越え、軽井沢駅に到着。

駅構内や周辺は旅行客で大賑わいだった。

ここからはいよいよ、今回の1番の目的である「しなの鉄道」に乗って長野を目指す

しなの鉄道で長野へ

ただ、いきなり長野まで向かうわけではなく、途中の小諸駅で下車する。
目的は、ズバリ! 鉄印ゲットのため

というわけで、小諸に向けて出発

車内はこんな感じで、JR東日本の新潟地区で使われているE129系とほぼ同じセミクロスシート担っている。

軽井沢から約25分、小諸駅に到着

小諸駅にはしなの鉄道の他に、小諸と中央線の小淵沢を結ぶ「小海線」も発着している。

しなの鉄道の鉄印は小諸駅のほか、長野〜妙高高原の北しなの線の豊野駅で購入することができる。

鉄印をゲット!

再びしなの鉄道に乗って長野を目指す。

小諸からは車内が比較的空いていて、ボックスシートに座ることができ、のんびり景色を眺めることができた。

この日は天気がとても良く、5月ということで新緑がとても綺麗だった。

北陸新幹線の停車駅である上田や特急しなの、松本方面からの篠ノ井線の停車駅である篠ノ井に停車し、小諸から約1時間10分で今回の目的地、長野に到着!

所要時間は小諸での途中下車、待ち時間も含めて約8時間

北陸新幹線開業で廃線となってしまった横川〜軽井沢をバスで辿ってみたいとずっと思っていたので、実現できて大満足!

これで集めた鉄印は計8個

次はどこに行こうかな〜




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