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口癖を強制した話。

社会人2年目ぐらいだったと思います。

私はひとつの誓いを立てました。

でも・だって、は言わない。

口癖の強制をはじめてどうなったかというお話です。

言い訳できない

でも・だってを使いたくなる時は言い訳をしたくなる時です。

私は悪くない、仕方なかったんだ。と。
本人は気づいていませんが、これでは物事が前に進んでいません。
意識は解決に向かっているのではなく、自己防衛という内側に向かっています。

つまり、でも・だってを禁止すると言い訳ができなくなります。

そうすると、代わりに謝罪の言葉が出てくるようになりました。

使ってはいけない口癖が見つかる

自分の口癖をいつも監視していると、他人の口癖にも敏感になります。

他人の、でも・だってに反応することは当然ですが、他にもこれはやめた方がいい口癖だ。と気づくことがあります。

そんな口癖を3つご紹介します。

1.結局

「結局〜」が口癖の人は話をまとめようとする人です。一見良さそうですが、よく考えてみてください。

これは、今までの話をなかったことにして、最終的に自分の持論に結論づける行為です。

他者の意見や考えの乗った議論のテーブルをちゃぶ台返しのようにひっくり返します。

つまり、他人の意見に耳を傾けない人や自分の正しさを疑わない人がよく使う言葉です。

話をまとめる場合は、「要は」「つまり」といった言葉を使うのがベターです。

有名な経営者でもこの言葉を使う人には警戒します。

2.だから

「だから〜」という口癖の人も話を強引に捻じ曲げる傾向があります。
また、他社視点への切り替えができないため、自分の常識=世界の常識と考えています。

だから、さっきも言っただろ」
だから、なんでできないんだよ」

自分を棚に上げるタイプなので、この口癖を持つ人と関わると罪悪感を植え付けられます。
要注意人物です。

もし前後を関連づけるための「〜だから」を使う場合は、代わりに「なので」「そのため」がベターです。

3.でしょ?

「○○でしょ?」と同意を求める口癖を持つ人は同調することを期待している人です。
私はあなたのことを分かっていますよと具合に。
しかし、ほとんどの場合それは間違っていることのほうが多いです。

身内びいきといった仲間意識が強いというメリットもありますが、反対に排他的でもあります。

自分の考えはみんなが同意してくれてると考えやすく、また自分はみんなのために考えているといった自意識過剰にもなりやすく、ありがた迷惑をしやすい人です。

同意ではなく確認するといった方向転換が必要です。「でいい?」「ってこと?」答えを確定させないことが重要です。

D言葉は使わずコミュニケーションを行う

D言葉というのは、『だぢづでど』から始まる言葉です。

でも
だって
だから
でしょ
ですから
どうして

D言葉は批判的に捉えらることが多いので別の言葉を使うように心がけています。

それでも、主張を曲げたくない譲れない時があるかもしれません。
そんな時のとっておきの言葉をご紹介します。

それでも

いわゆるSD言葉です。
自己主張スキルにもよく使われます。

これは相手の意見を反対していませんし、自分の意見を曲げないことも伝えています。
とても力強い結び言葉です。

これを言われると、相手はお手上げなんですよね。力尽くか好きにしろとしか言えません。

まとめ

口癖を強制してみると、たくさん学べることができ、言葉使いにより細かくなりました。

とくにD言葉禁止、S言葉に言い換える、ここぞという時はSD言葉と使い分けができるようになったのは大きな収穫です。

口癖の強制を試してみてはいかがでしょうか?

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