悩みと不安の向き合い方。
なんともひどい時代になりました。
こんなご時世ですから、誰もが悩みや不安を感じているのではないでしょうか。
今回は悩みと不安の向き合い方について、私なりの見解を述べたいと思います。
いろいろ試してみたけどうまくいった実感がない、
どれも正論すぎて、行動にうつす気力がわかない、
って方々に読んでいただければと思います。
順序だてて話していくので、すこしの間お付き合いいただければ幸いです。
それではいってみましょう。
1、悩みと不安をちゃんと区別する。
まずはじめに、悩みと不安を自分なりに区別しておかなくてはいけません。
今、私は悩んでいるのか、不安に駆られているのか。
どちらかわからない人、安心してください。
簡単な区別の仕方をお教えします。
不安は怖い、悩みはイライラ、もしくは疲労感。
不安な時は恐怖を感じています。
一方悩んでいるときは、イライラしたり、疲労感があります。
どういうことかというと、
不安というのは、漠然とした悪い予想です。
お化けがでるんじゃないか。
フラれるんじゃないか。
怒られるんじゃないか。
といった妄想です。
(妄想だから気にすんなって言いたいわけじゃないですよ!)
そして、その妄想を解決するために私たちは頭で考えます。
しかし、こういった妄想にこれといった解決策はありません。
お金持ちになる。
結婚する。
成功する。
といった漠然としたものになりがちです。
どうでしょうか、今の不安を解決するために考えられる方法は途方もない解決策が思いつくのではないでしょうか?
つまり、
不安を解決する見通しがつかないことが、悩みになります。
いつまでたっても解決しない、どれだけ考えても見通しがつかない。
だから、イライラしたり、疲労したりするわけです。
まとめるとこうです。
さまざまな情報から悪い妄想に取り憑かれて、
それを解決するために考える。
だけど、これといった解決策が見つからず、見通しがつかないまま悩み続ける。
悩むより行動しろ?
いえ、違います。
行動する前にやることがあります。
2、不安には〇〇する。
まずこれだけは覚えておいてください。
不安は解決できない。
はい。
解決できません。
やるべきことは、解決よりも対処です。
もう一度言います。
やるべきことは、
問題解決ではなく、
問題対処なのです。
言葉は似てますが意味は全く違います。
不安の取り扱いに似ているのは、
緊張感です。
緊張を解決することはできませんが、対処できる人はいるはずです。
手に人という文字を書いたり、
大きな声を出してみたり、
精神統一をしたり、
これらは緊張を解決するわけではなく、できる限り対処してるのです。
緊張しないようにすればするほど、緊張してしまうように、
不安をなくそうとすればするほど、不安はますます膨れ上がっていく性質を持ちます。
もちろん緊張しにくい人もいれば、緊張しやすい人もいるわけで、
同じように、不安を感じやすい人と感じにくい人がいます。
不安は出てきてしまうから解決ではなく自分なりの対処法を見つけましょうということです。
ちなみに緊張した時、あなたはどう対応していますか?
緊張は嫌いだけど、一応付き合うことができた。と言う方なら、不安もそんな感じで対応できると思います。
3、不安の対応をすると悩みは消える。
さて、ここまでくれば一石二鳥の効果が得られるます。
不安を対応すれば、悩みは出てこなくなります。
なぜなら、悩みとは解決策が思いつかない状態だからです。
そもそも不安を解決することをやめたので、解決策が見つからなくても構わないのです。
よって悩むこともなくなるわけです。
緊張で例えるなら、「緊張しない方法」と検索していても、本質的には「緊張しなくなる方法」を探してるわけではなく、「緊張に対応する方法」を探してると同じことです。
4、まとめ
さいごにまとめると、
不安には解決ではなく対処する。
問題解決ではなく、問題対応として考える。
すると、解決策を考えなくてすむので、解決策が見つからないと悩むこともなくなるということです。
緊張感と同じように、不安感と向き合ってみてください。
解決しようとすると、呑まれてしまうのが不安や緊張といった感情というものなのです。
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