かつては天下統一した山梨伝統の織物！とは？

まっしゅ

2019年12月18日 22:31

CIHさんの山梨地方創生企画✨

今回は山梨県都留市にある
山梨の伝統織物「郡内織」を取材してきました‼️

「郡内織」とは

1600年頃から、山梨県の郡内地域で織られた物の総称です。
発祥は、郡内地域は痩せた土地で作物があまりとれなかったそうで、年貢を払うのに困ってたそうです、、、

そこで誕生したのが郡内織で作物がダメなら織物で稼いで年貢を払おう！
って話らしいです。
主力の商品は「羽織」！

郡内織の羽織で天下統一？

そんなこんなで始まった郡内織もただ待ってるだけでは売れません。

知ってもらって、物の良さを理解してもらって
買うか、どうかってとこですよね。

方法は色々変わりましたが、
ここは今も昔も変わらないところですね！

待ってても売れないので全国に郡内織を広めた立役者がいました！
今でいうインフルエンサーです！

それが、当時、郡内地方を納めていた、城主「秋元泰朝氏」自ら郡内織の羽織を手に日本各地へ飛び回って宣伝したそうです。

その宣伝の甲斐もあって羽織といえば郡内織という羽織の天下統一をしたそうです！

奢侈禁止令(贅沢禁止！)という条例が江戸時代にはあり、武士や平民は指定された色の服しか着ることを許されておらず、おしゃれはできなかったそうです。

それでも江戸っ子は羽織の裏地を郡内織に使用して「粋」を競ってたそうで、京都の織物より郡内織が優れているといわれるほどの知名度と人気です！

郡内織の今

そんなこんなで郡内織は全国に有名になった過去があります。
現在では郡内織を継ぐ方も少なくなり、知名度もかつてほどではない。
いまやユニクロを筆頭としてファストファッションが人気で高品質なものの需要は少なくなってきました。
ですが時代が変わっていても良いものは変わりません！

小物やストール、巾着なんかにも形を変えて販売しています！

今回の本題「森島商店」さん

都留市に事務所を構える、森島商店さんの白木さんにお話を伺ってきました！

今郡内織をやっていてオリジナル商品を開発、販売しているのは森島商店さんだけだそうです。
その商品の中には記事に撥水加工を施してあり、実際に水をかけて試させてもらいました！
水を弾いて水が躍るんです！郡内織の上で！
したがその時の写真です。

ルーペで見るとわかるんですが、本来横糸は1色で織るのですが、郡内織では何色も何色も使って微妙な色合いを表現しています！
写真では伝わらないくらいの色合いで綺麗なんです！ほんとに。

今後森島商店さんは商品開発を行っていくそうなので、郡内織の新商品がたくさん発表されるかも？？

個人でアパレルやってる方とか、商品開発している方と高級志向の商品が出てきたら面白そうですよね！名刺といえば甲州印伝！みたいな〇〇といえば郡内織って！

あと話は少しずれますが、対応していただいた白木さんがすごく話しやすくて、気さくで面白い方でした！
森島商店さんの取材終わりに大喜利が始まっちゃうくらいｗ

その様子は山梨密着YouTuberあさひまるくんの動画で見れるかも？？？
話しやすい方なのでコラボとか商品が気になるとかあれば連絡してみてください✨

森島商店詳細

〒402-0056
山梨県都留市つる4-7-4
代表: 白木　克明
従業員数:2名
営業担当: 白木　久美子
TEL: 0554-43-4926
FAX: 0554-43-0580
HP: https://r.goope.jp/gunnaiori

終わりに

山梨は深い！堀甲斐がある！
郡内織というワードは知っていたものの、
こんなにも素敵な歴史も商品ある織物を知れて、記事にできてよかったです。

今回も取材して思ったことは、「山梨何もない」より、「山梨のことを何も知らない」ですね。全国、世界に誇れるものが取材をすればするほど出てくる。ただ知られていないだけ、、、
宣伝が苦手なんですかね？山梨県民。僕もそのうちの一人ですが山梨からインフルエンサーが出てくればそれも解決していけますよね！
その第一号になれるよう今後も発信を頑張っていきます！