「違和感」のデザイン
たくさんの「モノ」や「コト」が、「使いやすく・心地よく」を目指してつくられている。どちらもとても大事だ。けれど、そこに少し違和感をのぞかせると、違った体験が得られる気がする。
例えばファッション。「オシャレは我慢」なんて言われたりする。ヒールで足が痛かったり、アクセサリーをつけるものの邪魔になったり。特に女性のファッションにはそんな体験がつきまとう。
「だったらラクな格好をすればいいじゃない」と言われてしまえばその通りなのだけれど、少し違和感のあるモノを取り入れることは「自分が自分でいる感覚」を思い出させてくれる面があると思う。
ヒールで普段より目線が上がると視界が変わって、同じ街並みでも違って見える。スムーズに歩くために背筋を伸ばすようになる。コツコツと鳴る音に、歩く道の感触を感じる。
その中でもわたしが特におもしろいなと思っているものがアクセサリーだ。
長いピアスをするのでマフラーがひっかからないように気をつけるし、指輪をつけるので手の動きに気をつける。特に利き手の人差し指に指輪をつけるようになってから、それが何かとモノにぶつかる。スマホを持つときにも当たるし、イラストを描くペンにも当たる。でも、それがいい効果をもたらしてくれている。コツッとモノに当たる感触が、自分を現実に戻してくれる。ただ無意識的に流れるような生活をしがちな自分の生活に「自分の体」を思い出させる感じだ。
だから、「使いやすく・心地いい」感覚をベースにして、少しだけ違和感を混ぜるといいのかもしれない。配分や方法は人によって違うのだろうけど、違和感は自分の「ここにいる」感覚を思い出させてくれる。それは指輪の当たる小さな感触のように小さなことでもいいと思う。
今回はちょっとコラム風に最近思ってたことを書いてみました(^ω^)!各種リアクションとても嬉しいです〜〜
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