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文章を書くために文章を書かない

 結構な頻度でnoteを更新していると、それを見ている友達に「あんなに更新できてすごいね!」といったことを言われることがある。わたしは「もう習慣みたいになっちゃったから、書く内容を考えるくらいだし楽しいよ」というようなことを言う。

もちろんわたしよりもっと書いている人もいるけれど、わたしは昔から文章を書くことにあまり苦労したことがなかった。わたしの文章はクオリティはまだまだなのだろうけど、イラストを描くことと似ていると思うからだ。

時々、人の目の前でイラストを完成させることがある。そうするとスピードに驚かれることが多い。理由は色々ある。時間のかからない表現方法にしていること。普段使う色をほとんど決めていること。状況によって変えることもあるけれど、自分の中にテンプレートがあるので微調整で済む。そんな風に、絵を「出力する」部分を簡単にできるようにしているから、スピードを出しやすいんだと思う。

文章を書くことも同じような面があると思っていて、どういう構成で書き進めるか、主題は何かが自分の中ではっきりしていないとやたらと書くのに時間がかかってしまう。「決まっている部分」と「決めないで考えていく部分」があって、その2つを認識しながら書くことが重要なのだろうな、と思っている。

最近わたしが心がけているのは、タイトルにした「文章を書くために文章を書かない」ということだ。お仕事で書かないといけない場合以外、伝えたいことを伝えるため・書くことで考えを深めたいときのために書くというスタイルでいたい。やらなきゃと思うと、なんだって楽しくなくなってしまう。書きたいことがたくさんあるから、きっと毎日のように書いているのだと思う。だけど、絵を描いたっていいのだし、誰かとしゃべったっていい、歌ったって踊ったっていい。そのときに合ったことをできたらそれが幸せなんじゃないかと思う。

書くことはわたしにとって幸せのひとつに過ぎない。書かなきゃと思って書くことも筋トレみたいにはなるのかもしれないけれど、わたしはこの形がいい。

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