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世界はもっと楽しい、と教えてくれたもの

真夏日。汗を拭きながら向かった先で、デザインの基礎についてテーマを絞ってお話させてもらった。

デザインに限らず、何かを学びはじめると新しいアンテナが頭の上にピーンと立つ。アンテナによって、日常ががらっと変わることもある。

お話の最後に、デザイン力を上げる方法として、こんなことを話した。

・いいデザインをたくさん見ましょう
・「なぜ素敵なのか」を考えるクセをつけましょう

日常にはデザインがあふれている。街の看板も、電車の吊り広告も、スマホで目にする広告や、アプリも。すべてが考えられて作られているので、日常にデザインを学ぶヒントはたくさん。まず、身の回りのデザインに目を向けてみると、次から次へと気になることが増え、日常の風景が変わるかもしれない。

そして、「なぜ」という視点でものを見ること。

「素敵だなあ!」と思ったら、どういうところが自分の心を動かしたのか考えてみると、何か発見ができることがある。あまりグッとこなかったものに関しても、「どうしたらもっと素敵になりそうかな?」と考えてみる。これは、わたし自身がデザイナー駆け出しの頃に教わったことでした。

「どんなに『すごい!』と思うデザインだったとしても、改善できそうなところを探すようにしてみてね」

ものすごくクオリティが高く見えるものでも、自分なりに違ったアイディアを考えてみる。素敵なところも、できるだけ言葉にできるようにしてみる。そうするとどんどん「デザインのアンテナ」が強くなって、日常がますます楽しくなる。

世界の楽しみかたを、わたしはデザインから教わりました。

少しだけ角度を変えて見るだけで、世界はもっと楽しく素敵に見えます。そんなことを、これからもお伝えできる機会があれば嬉しいな。そんなことを思いつつ、ホッコリした気分の帰り道は、また世界が輝いて見えました。


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