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記憶との新しい旅

隣のおうちの誰かが、鼻歌を歌っているのが壁越しに聞こえてくる。わたしがよく座っているキッチンの隅っこだ。
文章を書きたいな〜とここ数ヶ月の間思っていたのだけど、どうしても途中で筆(キーボード)が止まってしまう。ならば短くてもいいしスマホの充電がギリギリでもいいからいい加減に書いてみようと思った。
手元のお気に入りのホーローのマグカップには水道水を入れて飲んでいる。

ところで、数ヶ月前から自分の記憶の問題に向き合っている。

幼い頃からずっと自覚はあったのだけど、主治医と根気強く話してきたおかげで、やっと問題として扱えるようになった。
自分の苦しみの中でかなり比重を占めるものだったと思うのだけれど、他の困りごとも多くて、なかなかフォーカスできなかったし、自覚が追いつかなかった。
絵を描こうとしている時は特に過去のつらい記憶に襲われやすく、だいぶ参ることも多いけれど、
主治医に治療したいと伝えれば考えてもらえる、と思い出すと気持ちを取り戻しやすくなる。

それにしても、記憶って不思議だ。
相手はもう全く覚えていないであろう、例えば幼少期や、学生時代の何気ないひとことも、かなり高画質で再現できるのではないかと思うくらいに覚えている。
かと思えば、今日何をしたか?数分前に読んだ本には何が書いてあったっけ?ということがフワフワと曖昧だったりもする。
誰かがわたしの何気ない言葉を覚えていて、わたしはさっぱり覚えていないってこともあるだろう。

そういう記憶との新しい経緯もあって、今まで以上に自分の「感じたことを記録する」ということに価値を置くようになった。
とはいえ、「あれ、なんだっけ?あれだよ、あれ」みたいな言い回しをして、誰かに助けてもらって笑い合う、みたいな時間も大切にしたいなあと思う。

最近は、色々と工夫してみたのがうまく回るようになってきて、体の調子が整えられるように!
まだまだ楽しめるんだな〜とやっと少し楽観的にいる時間が増えたので、それを大事なことに向けていきたい。
書きたいネタは山ほど自分の中に眠っているはずなので、少しずつリリースしていこうと思います。

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