「ラーゲリより愛をこめて」感想
「ラーゲリより愛をこめて」東宝
12月9日全国公開
主演 二宮和也 北川景子 他
原作:『収容所から来た遺書』著 辺見じゅん
監督:瀬々敬久
あらすじ
感想
今の閉鎖された世の中を描いているような映画で、非常に心に響く内容となっていた。
監督のコメントにもあった「戦争映画ではなく、人間讃歌の映画であり、愛の物語です」と言う言葉がしっくり来る。主人公である山本幡男を中心に、関わる人にそれぞれの物語も形成されていた。終戦直後にシベリアに連れて行かれ、家族や愛する人がいた中で、1人遠くの地へと送られた。そういった状況でも希望を持って日々を戦い抜いた人達がいたことを忘れてはならない。
しかし、あくまでも戦争映画ではなくその時代に生きた人たちが求め続けた愛の物語なのだ。だから、戦争はやっぱりやってはいけないと言う感想をこの映画に関しては、持つべきではないのかもしれない。
持つべきは、この暗い現代でも、希望を持って精一杯生き抜く。この当たり前のようで難しい繰り返しを積み重ねること。時に苦しい時でも希望を見出すこと。このような事を教えてくれる映画だったと思う。
会いたいと思っても会えない現在。
閉鎖的な社会。
不満が溜まる毎日。
そんな世の中だからこそ、皆で手を取り合って肩を組んで、希望を持って進みませんか?
不満で立ち止まっても物事は進まない。
こんな感情をこの映画では教えてくれます
是非、劇場に足を運んでください
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