見出し画像

残し、語る継ぐこと

 本日3月11日は三陸沖の宮城県牝鹿半島の東南東130km付近で発生した大地震の日です。
 私は大阪出身で、小学校の卒業式の予行練習の最中だったことを記憶しています。
 当時は、大阪でも少し揺れたなぁくらいの感覚でいつも通りかと思い、帰宅しテレビを見ると東北では壊滅的な惨状が目に飛び込んできました。同じ日本で起きている事とは思えないほどの状況だったことを覚えています。
 
皆さんはどのように過ごされていましたか?
普通に生活をしていたはずです。
東北の方もそうだったと思います。
それが一瞬にして崩され、多くの方の家族、友人、大切な人を失われました。

地震大国日本だからこそ、阪神・淡路大震災を教訓に、家屋の耐性や避難先の周知など徹底してきたはずでした。
しかし、東日本大震災では地震と共に、もう一つの恐怖である津波まで発生しました。
この津波で、逃げきれずに飲み込まれてしまった人。取り残されて助けることができなかった人。そんな自然の恐怖を改めて痛感させられた大震災だったと思います。

今、コロナ禍で閉鎖的な空間にいますが、この時だからこそ国民一人一人が考えて、「自助・共助」の気持ちを持ち、互いに助け合えるようにしていかなければならないのではないですか?

SNSで誹謗中傷などで、お互いがお互いを傷つけ合うよりも、今一度、家族や友人、大切な人との時間を大切にして、当時のことやこれからの事、他にもたくさん話すことができると思います。
他愛もない話でも良いと思います。
話すこと、その一つ一つの思い出を胸に刻み、生きていくことの方が有意義な時間の使い方だと思います。

 実際に震災に遭ったわけではないですが、その震災の規模を知ることは、今の世の中では容易なことだと思います。
 あの時を風化させないためにも、被災してなくても「知る努力をすること」「それを語り継いでいくこと」それを今を生きている人たちがするべき事だと思います。
 Yahoo!では、「3.11」と検索する事で10円の募金がされます。まずは、小さな一歩から始めてみませんか?

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?