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ぼくの創作活動日記 56 何かを手に入れようとすれば、何かを捨てなければならない

 本日は寝不足の方も多いと思います。注目の大一番日本対クロアチア戦、1対1のまま延長戦に突入。PK戦でサムライブルーは惜敗しました。ワールドカップベスト8の壁はとてつもなく厚く、日本中が期待した4度目のチャレンジも敵わず、またしても、「まだ見ぬ新しい景色」を見る事が出来ませんでした。


策士・森保一

  ワールドカップ前まで、とかく批判が多かった森保監督、グループリーグ初戦のドイツ戦から、今大会より採用された5人交代枠をフルに使った積極采配、見違えるような采配で浅野、三苫などを途中から起用し、2対1と勝利し、ジャイアントキリングを起こしました。
ターンオーバーをしたコスタリカ戦は負けてしまいましたが、ドイツと同じ優勝国の無敵艦隊・スペイン戦でも、またしても2対1でジャイキリを起こし。この2つの勝利は幸運や偶然ではなく必然だと言われます。


勝負のクロアチア戦

 
 そして、前大会のロシア大会の準優勝国・クロアチアとの決勝トーナメント1回戦。グループリーグ第2戦でターンオーバーまでして備えた一戦、ほぼ互角の実力と予想されました。その通り拮抗した展開で、前半FW前田大然のゴールで先制するも、後半すぐにクロアチアにヘッドで同点ゴールを決められ追いつかれます。
 相手クロアチアも森保監督の前半FWの前田らで疲れさせて、後半三苫らを使って勝負に出る戦略を読んでいたようで、一進一退の息詰まる攻防でした。
 これから、少しクリエーターとして、今大会、日本代表のわたしの私見と提案、感想です。私のライティングした動画も観ながらよかったら読んでください、吉田麻也選手の試合後のインタビューも入れています。(尚、選手の敬称は省略しています)


非情になれない

 

 今回の日本代表は歴代最強でかってない選手層を誇り、フィールドプレーヤーは緊急招集された町野修斗、柴崎岳以外、全ての選手をグループリーグで使っています。性格のいい温情型の森保監督の人柄が表れているようでもあります。若手代表選手を鼓舞し、チームを纏める吉田麻也、長友佑都などのモチベーターも重要ですが、格上の相手揃い、より思い切った策も必要かなと感じました、
 第一戦ドイツ戦のGK権田修一の活躍もありましたが、次戦のコスタリカ戦はワールドカップの経験を積ますためにも198cmと高身長でベルギーのシント=トロイデンVVで活躍するシュミット・ダニエル選手を使っても良かったのではないかと思いました。



 私はPK戦覚悟のノックアウトステージではダニエル選手を起用するという奇策もありかなと思いました。結局、経験もありGKとして当たっている権野選手一人で全試合を賄いました。
 あと、これも高身長188cmでコスタリカ戦で無用なパス回しと三苫選手へのバスをしないと酷評された伊藤洋輝も背の高い選手が多くいるクロアチア戦で有効ではと思いました。
 また、VfBシュトゥットガルトに所属する伊藤選手は、ブンデスリーガーで多くのクロアチア選手と対戦している経験からも起用もありかなと考えます。



どうしたら、ベスト8へ行けるか


 試合後、遠藤航はPKについて「蹴りたい人から蹴っていく感じ」と説明。「蹴った選手を責めることはできないし、PKにさせてしまったことがチームとしての敗因」と語ってます。


 試合巧者・百戦錬磨のクロアチアとの対戦、PK戦になる確率が高い一戦で、森保監督はPKに対する準備をあまりしていなかったのかと感じます。結局、外した3人はユース出身の選手だったようで、PK戦を多く経験している高校サッカー出身の浅野拓磨が唯一人が決めました。
ここらあたりが今後のベスト8へのキーポイントになるかなと思います。過去日本代表のベスト16の4試合はいずれも接戦で、日本代表が勝っていてもおかしくない内容でした。



 2010年の南アフリカ大会もパラグアイにPK戦の末敗れてますし、↑ 前回のロシア大会のベルギーとの「ロストフの悲劇」は延長を嫌った日本代表がコーナーキックで勝負を挑み、ベルギーのスーパーカウンターの前に沈みました。


何かを手に入れる場合は、何かを捨てなければならない

    タイトルイラストは「パンダのかぐやさん」からです。


 試合後、途中出場のFW浅野拓磨は「改めて本当に人生を賭けるべき大会だと思った。間違いなく僕自身全てを賭けたし、最後はクソみたいなプレーでしたけど、それが俺かなと。俺のすべてだったかなと思う」と、振り返っています。
 今後自己を高めることも重要でしょうし、非情にならなければならないかもしれません。高さや身体能力が劣るアジアの選手にとって高い献身性とチームワークも必要でしょう。今回の日本代表は自分が仕事をするうえですごく刺激になりましたし、力も貰えました。自分に対する人生の甘さも感じました。
 4年後の2026年アメリカ・カナダ・メキシコワールドカップから出場国は48国に増え、アジア枠も8.5に大幅に増えます。今後は痺れるアジア予選はもうないかもしれませんし、決勝トーナメントはベスト32から始まります。ノックアウトステージで2回勝たないとベスト8に辿り着けないフォーマット、次回こそはトーナメント戦用の準備は怠らないようにしたいものです。そして、この悔しさをバネに再びどうなるか、4年後が今から楽しみでもあります。

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