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出張撮影マッチングサービスを #マーケティングトレース

じつは先日、「子供たちとの日常を、なるべく多く思い出に残しておきたい!」と思い立ち、どうせならプロに頼んでみようということで、「OurPhoto」という出張撮影マッチングサービスを使ってみました。
せっかくなので、マーケティングトレースとして、出張撮影市場や競合サービスなどについて調べ、自分がCMOならどうするか?
も考えてみました。

写真市場の動向

NewsPicksの記事(【SPEEDA総研】写真ビジネスの可能性を探る)から引用させて頂きます。
写真撮影・プリント代の支出は年々減少しているようです。

写真撮影・プリント代の一世帯当たり平均年間支出金額は、2000年には8,000円を超えていたが2009年には4,000円と約半分に減少している。ただし、2009年以降は微減から横ばいとなっており、2016年は3,515円である。

一方で、子育て世代の支出は減っていないようです。

次に、年代別にみると、子育て世代である29歳以下と30~39歳は増減があるものの、ある程度一定の需要があることがわかる。一方で、40歳以上は減少傾向にあり、特に60歳以上の減少が顕著である。

で、こども写真館大手のスタジオアリスは非常に好調とのことです。

スタジオアリス

引用:【SPEEDA総研】写真ビジネスの可能性を探る

この背景には、記事内でも記載されていますが、子供系イベントの増加(マタニティフォト、ニューボーンフォト、ハーフバースデー、2分の1成人式など)やFacebookやInstagramなどのSNSの浸透(=イベントごと×綺麗な写真ニーズ)、フォトブックサービス(nohana、みてね など)の成長なども起因していると推測できます。
今後も、『家族』を軸にした写真関連市場は増加していきそうですね。

続々と立ち上がる出張撮影サービス

検索していただくとわかると思いますが、出張撮影サービスや出張撮影マッチングサービスはかなり多く出てきています。
これらのサービスは、従来の写真館などで満たせていなかった、
・写真館で撮影すると値段が高い
・写真館で撮影すると、不自然なものになりがち
・(逆に)普段の何気ない一コマや自然な場所での写真をおさめたい
というニーズをうまく満たしてくれています。

イメージはこんな感じです↓

個人撮影市場

日常、七五三、成人式、記念日、誕生日など、スタジオで撮影しなくてもいいものや、スタジオだと高かったり、普段の光景を撮りたいものは、出張撮影でカバーできるのです。

OurPhotoのSTP分析

ではそんな出張撮影市場におけるOurPhotoをSTP分析してみたいと思います。
セグメンテーション:
個人用撮影/法人用撮影 × フォーマル/アンフォーマル

ターゲティング:
イベントや記念日を低価格、かつ自然な感じで撮影したいと思っている人

ポジショニング:
・価格の安さ
・シンプルさ(特にプランなどはないので逆に選びやすい)
・カメラマンの多さ=>ユーザーの撮影日時や場所、シーンのニーズに対応できる確率が高い

ポジショニングのところですが、競合との4P比較をみていただくと差がわかりやすいと思います。↓

出張撮影系サービスの4P比較

4P比較

(表が見づらかったらごめんなさい。)
まず、選べるカメラマンの数が圧倒的に多く、現時点(2019/10/19)で2,386名が登録されています。
『カメラマンが多い => ユーザーのニーズに応えられる確率が上がる => サービスの質が上がる』
という好ループが考えられますので、これは競合に対して強みになります。
また、価格に関しても、最も安い選択肢があるので初回購入ハードルが低く、細かいプランもないので、迷いにくいというのもポイントです。

自分がOurPhotoのCMOならどうする?

【1】カメラマン数を圧倒的に増やす
出張撮影サービスには、OurPhotoやfotowaのようなCtoCのモデルと、LIFESNAPのようにユーザーからオーダーを受けてカメラマンを派遣するBtoCモデルがあります。
OurPhotoのようなCtoCの場合はネットワーク外部性が働くので、とにかくまず競合よりも圧倒的に多い登録カメラマンの数を増やすことに注力します。

【2】UXの改善
サービスの成長確度が高まってきたら、UXの改善にリソースを投入します(じつはもう取り組んでるかも?)。
例えば現在では絞り込み検索はできるがフリー検索はできなかったり、ページが若干重かったりします。
あとは、選べるカメラマンが多いからこそ、どうやって選べばいいかわかりにくかったりもしました。
実際のユーザーデータ次第ですが、マジックナンバーを見つけて最良のユーザー行動を定義して、UXを設計したいところですね。

【3】UGCを生み出す仕掛け
CtoCなので、CPAコントロールしつつプロモーションすればサービスをスケールさせられそうだなと思いつつ、せっかくCさんがたくさん参加している(カメラマン + ユーザー)ので、SNSを積極的に使ってUGCを増やす仕掛けにチャレンジしたいですね。
撮影した写真をなるべく拡散してもらえるような仕掛けや、友達紹介キャンペーンやハッシュタグキャンペーンなど、SNSは基本的に写真と相性がいいので、やれることがかなりありそうです。

以上です!また書きます。

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マーケティングマネージャー兼データアナリスト@エバーセンス/マーケネタや仕事効率化、働き方文脈などを発信/データ分析、SQL好き/"働く"ことで誰も苦しまない世界を作りたい。まずは自分が夢中になれる仕事をする。無駄な仕事をなくす。その知見を広める/DeNA→エバーセンス

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