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東京の経済的豊かさの具合

先日国交省が『企業等の東京一極集中に関する懇談会のとりまとめ』を公表しました。

東京は、人口、機能や施設などが集まり過ぎている。「ブラックホール」という言葉が頭をかすめる。

その内容は意外にも『東京都の経済的豊かさが全国一低い』という内容でした。

よく考えれば、意外ではない。物価の高さ、食糧費の高さ、家賃の高さ、土地の高さ、また、光熱水道費も全国一高いのです。

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こんなですから、最低賃金が全国一高くても、可処分所得はそれなりに少なくなります。

さらに、移動時間も考えて費用換算すればさらに可処分所得は減少していきます。

庶民は地方に住んでいる方がずっと可処分所得は残るかも知れません。

かくして、この世界有数の都市、日本経済の中心都市「東京」は経済的豊かさ国内ランキングで47位に沈んでいるのです。

皮肉なアイロニーです。人も企業も何でもかんでも豊かさを求めて集まったのに、結局、そこにいるだけで経済的豊かさから遠ざかっていくのですから。

これからは、全てをお金で考えるのは正しくないんです。

収入だけでなく支出や余暇も考えた『本当の豊かさ』について考えるのが大事かもしれませんね。

このコロナ禍は、ちょうどいい機会かも知れません。自分のこれからの人生をじっくり考えてみてはいかが。




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