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化粧花、もう種ができた。一年は早い、一生も早い!

 明石に住む人間が、神戸で単身赴任。職員宿舎の外周に、紅い紫色の花、それまで花に興味はなかった。秋が近づいて、黒い円い種みたいなものができた。気が付けば、いろんなところにあった。落ちたのを一つ、自宅へ持ち帰って、土に植えた、今ではいっぱい。種を拾うって数えると、1,500個、また植えるのが大変。みんな生きていると思うと、粗末にできない。よく翌年には、拾い損ねた種が芽を出し、どんどん勝手に大きくなる。それはそれで、よしとする。

 今年も、やっと8月になったばかり、花も朝咲いて、夕には萎む日々。ついに、黒い円い種ができた。これから9月にかけて、たくさんできることだろう。昔は、種を材料におしろい(女性が顔を白く見せる化粧品)にしたそうだ。

 真夏になると、花が咲くのも一休み、まだ紫陽花の名残り、日々草、ニューギニアインパーチェンス(花は終わって葉だけ)、向日葵そして大好きな槿が咲いている。一時に比べると、終わったって感じ。秋になると、また次々と咲いていくことだろう。球根で土中にいる曼殊沙華が好き、あの赤い色、田んぼの畔に真っ赤な色で咲いているあれ。喉から手が出るほど欲しいけど、グッと我慢してーホームセンターで購入、3年目もうほっといても咲いてくれる。

 12月末ごろまで、順次花は咲いてくれる。ありがたい嬉しいことだ。花は人間のために咲いているのではないと言う。当然そうだが、私は、花が大好き。花と星、いまは月に凝っている。特に、朝の月、空気も澄み、人もおらず、朝の心地よい雰囲気の中で、青空に静かに輝いている。そんな月が好きだ。うさぎさんが餅を着こうが、アメリカやロシアが人工衛星を飛ばそうが、私には、毎朝の神様みたいなものである。近くの神社にお参りして歩いていると、呼びかけこそないものの、すぐ朝月にきがつく。

 こころ落ち着く存在、それがあればいい。嫁さんみたいなものだ。

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