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自分の部屋の模様替え、あれやこれや、ここらでいい。心残りは、また次回

 狭い4畳半、あの鴨長明先生を想い出す。私の方丈の間。
 半ば建て売りみたいな注文住宅、建築業者からすれば多様なパターンのひとつ。でも私の家族にすれば、転勤や転校の末、やっと永く住める住宅、新天地だっただろう。それから私は単身赴任だったけど。
 その一角、設計士の構想では、リビング。それが母の部屋のつもりが、転居辞退・拒否から私の書斎、部屋になった。以来、単身赴任終了後、私の部屋、その間は倉庫、不用な家具や雑品の物置、そして妻や娘たちの御都合の場所となっていた。
 そこで、もう十年以上、好きなように使っていた。
 大きな家具類は、机、椅子、ベッド、ピアノ、書棚、プリンタなど、大きいか小さいか、それはひとそれぞれ、捨てられない。ピアノは、ほとんど弾けないけれど、こころのワンポイント。
 大きな物は、嵩張る。それを一人でぎっくり腰&積年の腰痛のお爺さんが移動させる。付随するのは、ゴミ、それも毛玉となって現れる塊、普通のゴミは少ない。身から出た錆びとでもいうか、日々私の身体から出るものらしい。その集積だ。愛しいが寂しい。掴んでゴミ箱へ入れる、結構な量だ。
 あれやこれや思い直して三度、まぁこれでお仕舞にしよう。
 下手すると終活の一環になりそう。
 多くの本、いろいろな分野、ありきたりの本も多い。とても時々、テレビ見かける学者先生の本、書棚とは比較にならない。本に威圧さえ感じる。
 図書館で本に威圧されるのは好きだけど。自分の部屋では、大人しくしてほしい。本だけが、私の大事な物ではない、様々に拡がる、このパソコンも。
 早朝は静寂だ。渡辺淳一先生の著作、小説で「静寂(しじま)」、いいタイトルだと思う、なんにも音がしない。朝、早く起きてもなるべく音は発てない。特に、日曜日の朝だ。夜明けではある。
 さぁ、今日も元気に動き出そう。

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