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タレントの発言「生活保護要らない云々」へのパッシングは、ほとほどに。

 不穏当な発言に対する苦言は、民主主義として当然ではある。本人は、深く反省していることだし、思い切り叩きまくるのもどうか。一般国民のほとんどは、生活保護受給者への思いは、あまり考えないだろう。一人ひとり、生活保護受給に至る経緯は、様々であろう、不幸というべきか、しかし、最低賃金より単価が高いという声もあり、厳しい労働環境の下で、働いている人と様々事情はあるといえ、医療費は無料(?)、その他社会保障制度を利用でき、保護されている人もいる。それはそれで現実、しかし、あまり当然のこととして大手を振って、名誉なことでも、褒められたものではない。まして不正受給もあるやに聞けば、制度的に問題があると考える向きも当然と考える。

 まして売れっ子の多忙なDaigo氏、深く考えず困難な問題を軽く発言したのはまずかった。ある意味、社会的影響の大きい存在であるだけに、今後、謹んでもらいたい。奥様もタレント、人気商売で稼いでおられることだし、奥様のために軽挙妄動はしないでといいたい。これは、人生の老人から息子世代へのほんの経験から来る発言である。

 民主主義は、本来、言いたいことを言い、聞くのが原則である。気に入らないこと、明らかに適切でないからと言って、排除に徹するのもいかがなものか。本人は、ものすごい非難を受けて、人気商売であるがゆえに平身低頭だけなものであろう。本当の反省は、これからだ。 

 憲法の理念がどうあれ、困った人を助けることはいいことなのだ。渋沢栄一が、評価されるのも、単に、明治維新後の欧米化に尽力しただけえはない。たくさん入った所得を福祉に、「算盤と論語」である。様々な福祉活動をしたために、ただの金持ちではない、日本人には珍しい慈善事業に心を尽くした偉人なのである。

 いまのお金持ちの方々、高級官僚や上級国民、あの母子殺傷交通事故を起こした飯塚氏のごとき人が多いのではないか。まだDaigo 氏は若い、俳優という派手な業界、つい生活保護なんて考えてなかったのが現実。

 みんなでよってたかって、正義を振り回すのは控えて、困った人を助けよう。

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