ユリの花が咲いた。そのうち紫陽花もさく。梅雨だけど、心ゆたかな日々になる。

　毎日、太陽の光が恋しい。朝は、なぜか日の出が続く。朝のニュースでは、梅雨前線と台風の影響で、しばらく晴れる日、曇る日、そして雨の日が続くと言う。
　その間に、すごい雨が降ることもあるらしい。災害クラスの大雨、ニュースを見ていると、他人事ながら気の毒に思わざるを得ない。
　私もこどもの頃、家の入口まで雨水が上がってきたことがあった。
また十年ほど前に、広島でいたとき、土地柄もあって、洪水や溢水が起きていた。多くの家ががけ崩れ、土砂崩れにあっていた。
　自然災害は、どうしようもない苦しさがある。
　人力では、どうにもならないような、哀しみを覚える。
　そんなところに建物を建てなくてもと言っても、何百年も、それで家が建っていたのである。そして今回、大水がでて流された。
　どうしようもない。
　あるいは、ダムを造ると災害が起きると言われて、工事が進まなかった。
いま、洪水になって、ダムがあれば、なんて言う。
　ああ言えばこう、こう言えばああ。
　人間って哀しいね。
　どうしようもないのかな。
　静かな雨の音を聞きながら、そう思った。
　大阪池田の小学校での８人もの小学生殺傷事件、秋葉原の無差別殺人、かなりの年月がたった。
　あいかわらず似たような酷い事件が起きている。
　哀しいことだ。
　残念、人間は進歩がない、全然。
　いつまで続くのか。こんなこと。
　おやすみなさい。