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何者かになりたいあなたへ

2022年9月12日。いつもと変わらない日常。を過ごしていた。
いつも通り子供を幼稚園に送り、9時にPCを立ち上げ、メールチェック。9:30からの通しの会議に出ながら、ちょっと内職なんかをして明日以降の資料を作る。18時そろそろに終礼を済まして、子供たちをお風呂に入れ、寝かしつけを妻に頼みコーチングの副業をする。
少し時間の空いたところで転職サイトや、某転職サービスのオファーを見ながら、「あーこんな仕事もあるのかなぁ」「30歳になってこんな生活でいいのかなぁ」と思いつつ、行動は起こさない。今の生活は自分が血と汗をかきながらやっと手に入れたものだから。壊したくない。変化なんてもってのほかだ。
そんな中での僕が提供するコーチングセッションだった。

セッションが始まる前、僕はクライアントの方に「今燃えてないんです。全てが満たされてるはずなのに、充実感がないと言うか…そんな状態にいるので、今の自分の感覚は脇に置いてセッションしますね。」と伝えた。言わなくていいことだったかもしれないけれどなぜか言わなければいけないと思ったから。(そんなテンションでくるな。と怒らずそう言う時ありますよね。と受け止めてくれるクライアントの方の心の広さには感謝しかない)

ちなみにクライアントの方には同意をもらって今この文章を書いている(ここまじ大事)
少し内容について触れるから。

そんな今日のセッションのテーマはそもそも「コーチングってなんだっけ?」と言うもの。
コーチングの場でクライアントもコーチもコーチングとは何かを一生懸命考えた。(クライアントの方もコーチだったと言うことももちろんある。)
僕は「あり方」と「可能性」だと伝えた。
何かができるコーチではなく、こんなコーチでいたいと思えること。そしてクライアントと共にまだ見ぬ何かを「クリエイト」していけるのがコーチング なのではないかと。
言葉にしながら、そして僕の頭に浮かんできたものは「コーチになるってどんなことだったんだっけ?」と言うことだった。

少なくともクライアントの方はその答えを持っていた。そしてそれを話す姿は今の僕にとってとても美しく、輝かしく見えた。聞こえてくる言葉の一つ一つが川を流れる水のようで、僕はその川の中で心の汚れを少しずつ流してくれるかのような時間だった。

何者かにずっとなりたくて、トライしてはなれてないと感じ、肩書きやスキルを社会や組織に認めてほしいと思い続けていた。多分今も思っている。こんなポジションに行きたいんだ!と思う気持ちは大事なのだ。30歳と言う節目を迎えたからこそそう思わせる何かもある。
「僕は生き急いでるんですよね」
と思わず口に出した。コーチとしてはあまり良いことではなかったかもしれないが、出さずにはいられなかった。それほど僕も彼女も何者かになりたいと思い続けていたし、何者かになると言う一種の呪いのようなものにかかっていたから

何者かになりたいけれど何者にもなれない

それは自分にとって最も認めたくないものなのだけれど、少しだけ自分を慰めてあげながら言葉にする。
「もうすでに僕は僕なんだ」「少しずつ変化する中で何者かという結果を出していけばいいじゃない」と

何者でもないあなたはそれでも価値ある何かなんだと。そう願い続けている。

そんな気持ちが伝わればいいなと思う。

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