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8月10日(木)「醗酵飲料(焼酎)・富乃宝山」

今日の豊田は晴れ。
最低気温は26℃、最高気温は36℃。
台風は接近しつつある為に風は強い。だけど、相変わらずの暑さは継続。
いやはや、ホント地球沸騰化ですね。さて、

昨日は「有害鳥獣・イノシシ(内臓編)」について書きましたが、今日は「醗酵飲料(焼酎)・富乃宝山」について書いて行こうと思います(冒頭画像はコチラから拝借しました)。

最初に富乃宝山に出会ったのは恐らく最初の北京駐在から戻った1996年頃だったのだと思います。当時東船橋に住んでいて、船橋中央卸売市場(当時)に通う途中にあった「相定酒店」で良くお酒を買っていたのですが、ソコで勧められたのが西酒造が造るこの富乃宝山。
ソレ以前は焼酎と言えばさつま白波二階堂いいちこ等の大衆焼酎が主たる銘柄で、ドチラかと言えばオヤジ達が好んで飲むクセのあるお酒、と言うのが一般的なイメージだったのだと思います。西酒造の八代目、西陽一郎さんも通っていた東京農大醸造科学科は日本酒や焼酎の蔵元の子息達が沢山在籍)の同級生等から焼酎を日本酒より一段低く見られているのが堪らず、「自分の代で焼酎の概念を打ち破る焼酎を造り、芋焼酎を”国酒”にする!」と決意し、造り始めたのがコレだったのだそうです(1971年生まれの西さんが大学4年の時にそう決意したのだそうで、数えてみると1994年頃のハナシと言うコトになりそうなので、1996年は富乃宝山が世に出て間もなくであった、と言うコトになりますね)。当時目指した酒質は「ロックで楽しめるフルーティな芋焼酎/静かなBARカウンターにも似合う芋焼酎」だったのだそうで、ソレを実現する為に従来の焼酎造りではやられていなかった、原料芋に黄金千貫、麹に黄麹、酵母には吟醸酵母を使用、これらを低温発酵、常減圧可変蒸留法を行うコトで、狙い通りの酒質を実現、世に送り出したのだとか。スゴいですねぇ。

実際、最初に飲んだ時のコトは今でも忘れられません。「え?コレが焼酎!?なんてフルーティ!!」と言うのがその感想。今でもこの感想には変わりがありません。当時の焼酎ブームの火付け役となったと言われるのには納得感ありますね。

そんな富乃宝山を皮切りに、西さんは次々と新作を連発、ヒットさせて行きます。そのどの銘柄もクオリティは高く、熱い。
そして、今では焼酎のみならず、日本酒にもワインにもシングルモルトにも手を拡げておられます。焼酎以外はまだ飲んだコトありませんが、西さんが熱い想いを持って取り組まれているお酒であれば、スバらしいモノであることは間違いないでしょう。今度、飲んでみなきゃ。

と言うコトで、お店を開いたら西酒造さんの宝山シリーズは必ずや置かねばならないお酒の一つになるのだろうと思います。

明日は、先日みりん蔵を2軒訪問して来たコトもありますので、「醗酵食品・三河のみりん」についてお届けしたいと思います。


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