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2024年3月13日(水)「醗酵飲料(日本酒)・飛鸞(ひらん)」

今日の東京は晴れ。
日中の最低気温は7℃、日中の最高気温は13℃。春は一雨ごとに暖かくなる?多少春めいて来たかな?と言うカンジでしょうか。さて、

昨日は「調味料について考える」をお届けしましたが、本日は「醗酵飲料(日本酒)・飛鸞(ひらん)」について書いて行きたいと思います。

飛鸞。
長崎は平戸にある日本酒の酒蔵である森酒造場さんのブランドです。
そもそも九州と言えば焼酎と言うイメージではありますが、ソレはドチラかと言うと南九州であって、九州の北部は結構日本酒文化の土地であって、この長崎も例外ではありません。その長崎は平戸にある酒蔵ってのは少々意外感ありますが、長崎には結構な数の日本酒蔵があるんですよね。

で、その森酒造場。
約400年前から日本で最初の海外貿易の拠点として栄えた港町である平戸で明治28年(1895年)に「小松屋」として創業、その後蔵を法人化した際に「森酒造場」に名称変更し、日本酒のメインブランドも「菊の露」→「豊年」→「飛鸞(ひらん)」へと変遷。
酒造りについても、地元で湧出する名水を使い、地元で作られた酒米を使い、従来培って来た酒造りを次世代に継承し、平戸に暮らす人々との繋がりを持つコトで、長きに亘って地域貢献を行っていくことを目指しているのだそうです。中々に立派な志をお持ちですね。

飛鸞の由来。
コレは平戸の昔の名前だそうなのです。ナンでも、海から眺めた平戸の島影が神霊の精が鳥と化した「(らん)」が飛び立つ姿に似ていたコトから、「飛鸞島(ひらんど)」と名付けられ、ソレが転じて平戸(ひらど)になったと言われているそうです。その昔の名前から「飛鸞」を戴いたと言うワケ。

で、今回お試ししてみたのは「飛鸞 にこまる」と言う代表銘柄。
中野の「味ノマチダヤ」さんに不定期パトロールした際、あのマチダヤさんが「超レア」とか「入手困難」なんて紹介してたモンだから、購入当時は「聞いたコトない銘柄だな」とは思いつつ、その誘い文句に乗ってみた、と言うワケです。
長崎には酒米が無いらしいのだけれども、矢張り長崎産のコメを使った酒造りをしたいとの強い想いから、長崎産の食用米奨励品種である「にこまる」を掛け米として造ったのがこのお酒。だから、「飛鸞 にこまる」と言うネーミング。

飲んでみると…。
マズは開栓時にポン!ガス感あり、フレッシュさを感じられますね。心地良いフルーティな香り、優しい飲み口で、柔らかく瑞々しい甘みアリ。たっぷりとした酸味に柑橘感も。にこまるの旨味も凝縮されてて、食中酒としてピッタリなカンジ。後味も、瑞々しくてスッキリ。
こりゃ、エエですね~!旨い。コレは見付けたら、買いですね。

と言うコトで、本日はコレにて。
明日は「漁師料理・イルカ」について書いて行きたいと思います。

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