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2024年3月5日(火)「二十四節気・啓蟄(けいちつ)」

今日の豊田は朝方曇り、後小雨。
朝方の最低気温は4℃、日中の最高気温は8℃。まだまだ寒いなぁ。
今日から二十四節気啓蟄七十二候では啓蟄の初項「蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)」(眠っていた虫たちが動き出す時季)なのだけれども、コレじゃあ冬眠中の虫やら爬虫類やら熊やらも目覚められないんじゃないかな(笑)。今年は暖冬だったから大丈夫かな?さて、

昨日は「醗酵飲料(日本酒)・醸し人九平治 うすにごり 黒田庄産 山田錦」についてお届けしましたが、本日は「二十四節気・啓蟄(けいちつ)」について書いて行きたいと思います(冒頭画像はコチラから拝借しました)。

啓蟄。
春の気配を感じて、冬籠りをしていた虫たちが土の中から這い出て来る頃、ですね。
流石に熊等の冬眠をする哺乳類は別ですが、冬眠するモノは何も虫だけじゃなくて爬虫類だっているじゃないか!との声も聞こえて来そうですが、虫と言う漢字は元々蝮を表す象形文字であったそうで、昔は蛇(ヘビ)や蜥蜴(トカゲ)、蛙(カエル)等も虫と呼ばれていたのだそうです(確かに、全員虫偏が付いてますね)。
尚、今年の啓蟄は本日3月5日(火)に始まり、次の春分(しゅんぶん)が始まる前日の3月19日(火)迄の2週間となります。暦の上でもいよいよ春ですねぇ。

この時季に美味くなって来るサカナとしては、最近豊洲市場などでも良く見掛けるようになったサヨリ、同じ長細い系で関西ではくぎ煮なんかにされるイカナゴ等。魚編に春と書くサワラ(鰆)なんかも瀬戸内辺りでは旬とされてますね(一般的には秋~冬が旬なのですが)。春と言ったら、矢張りアサリハマグリ等の貝類が旬真っ只中で、3月も下旬になれば潮干狩りも始まるかな。アオヤギ(バカガイ)なんかも春の貝ですね。サクラエビなんかもその名の通り、時期でしょう。市場では春告魚のメバルニシンも相変わらず沢山出てます。
富山湾ホタルイカは2月新月にプチ湧き程度があったみたいなので、3月新月にも期待が持てそうです(笑)。

この時季に旬を迎える野菜としては、筍やわらび・ぜんまい等の山菜類は引き続き好調、うどやふきなんかも良いですねぇ。また春を色濃く感じさせてくれる菜の花・葉わさび・春菊・三つ葉や分葱なんかも良いですね。また、さやえんどうやグリーンピースなんかもGood。長芋や新玉葱なんかも良いですし、そうそう。この間、とあるポイントに生えていた野生のクレソンなんかも今の時季は柔らかくて良いですよ~。

果物では、いちごが全盛で量も種類も沢山出てますね。柑橘系も相変わらず、沢山。

お花的には、河津桜はほぼ終わってしまったけれども、梅や桃はアチコチで咲き誇ってますね。
すみれやミモザなんかも良いらしいです。

行事的には、3月7日は3と7で魚の日(あれ?さかなジャパンプロジェクト推進協議会はこの日を制定しているけれども、水産庁の方は毎月3日~7日を定めているみたいですね(笑))。3月1日~14日は奈良の東大寺修二会が開催されていて、12日には有名なお水取りが行われるようです。また、13日には春日大社春日祭が行われるようです。16日には田植えを始め豊作を祈願する十六団子の日、17日には春の彼岸の「彼岸入り」になります。
ソレら以外でも、この時期の行事としての山菜取りやらいちご狩り、確定申告(!)なんかもありますね。

啓蟄の次は「春分(しゅんぶん)」(今年は3月20日~4月3日)。
と言うコトで、本日はコレにて。
明日は「未利用魚・ヒメ」について書いて行きたいと思います。


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