「大企業でしか働いたことのない私がある日突然、売り上げなしのITスタートアップで若者たちと働く事になった理由」つづき

即断即決!目標金額の100万を全額私が出す!

目標は「介護業界の関係人口を増やして人手不足を解消する事」。

私は彼らに出会う前から「介護業界はもっと良くなればいいのに」と漠然と思っていました。それは医療業界で営業をしている中で感じていたことです。日々医療関係者の方々が多忙を極めておられ、でも信念のもとに無理をしながらも患者さんを助けようと日々奮闘され、疲弊している姿を目の当たりにしていたからです。
そんな中、医療費軽減が理由の政府の政策として『急性期治療は病院で、そのあとは在宅で』という流れになってまいりました。担当先の病院では、入院してある程度容態が安定したら在宅等に戻っていただくよう強い指示が出ていました。

もちろん、在宅で問題ない状況になられている患者さまにはなりますので、倫理的に問題があるわけでもなく、政府の政策なので流れに沿うことが当然です。しかし、はたと思った事がありました。「こんなに先生方が忙しくしながらも診ておられる患者様が、人手不足と言われている介護業界に流れていったら、介護業界の方々はどうなるんだろう...」

私は、以前から毎回長期のお休みの時には老健でボランティアをしていた経験がありました。その為、実際に介護施設で働かれている方々やご利用者様と関わる事があり、介護業界への意識が少し高かったのだと思います。忙しい中でも、私がボランティアで関わってくれる事をとても喜び、手取り足取り指導してくださった介護士の方々の顔が浮かびました。

改めて勉強してみると、そんなに単純なものではなく、介護業界の人手不足の問題が様々な影響を及ぼすことを知りました。

プラスロボの二人の話を聞いた時、思ったこと。「100万円で介護業界の人手不足が解消できるのか!なんてコストパフォーマンスが良い!」実際には100万円では到底解消出来るわけではないのですが、彼らの「少なくとも一石を投じる事が出来るのではないか」という言葉に感銘を受けました。

この方法だったら人手不足が解消し、もっと他業界と介護業界との人の関わりが増えて情報やお互いが持つ知恵が増えることで介護士さんの負担は減るのではないだろうか。そんな事を思い、プラスロボに関わる事にしました。

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