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Final Fantasy XIV の世界・もう一つの世界での生活

『あの』高橋名人がFF14の世界に降り立った。

ある世代から、いや、今のひとにも十分有名人なのかも知れないが、「ゲームの神様」とも言えるあの高橋名人が、オンラインゲームであるFinal Fantasy XIV(14)の世界を楽しんでいる、というTwitterを見かけた。
そのつぶやきから本人のブログへ飛ぶと、まだちょうど始めたばかりの辺りらしい様子が伺えた。

さすがに相当な数、種類のゲームをプレイして来ているだけあって、語り口は「あのゲームのあのシステムだろうか」「これができればあれができるはずだ」のような手探りであっても、核心は心得ている感じの文章が面白い。

そのブログ記事の中、気になったことがひとつ、職業(役割・ジョブ)について。

FF14の世界では、最初に決めた職で進めなければならないわけではなく、準備、設定されている職業(ジョブ)には全て、選択することができ、なることができる。
戦闘職(剣を持ったり弓を持ったり、魔法唱えたり、回復役も含めて20種類)、あるいは
採取・製作をする、いわゆる職人(11種類)になることもできる。
戦闘職が使う武器を武器製作職人として作れば自分で装備することもできるし、この世界での通貨「ギル」があるので、マーケットで売買することもでき、職人特化の商売で億万長者になれたり、楽しみの奥が深い。

例えば。

当然、強い敵(エネミー・ボス等)を攻略するには、最強の武器が必要で、それを作るための高級な素材が必要になるわけで、採取職を最高レベルまで育て上げて、材料を取ってきて(これもマーケットでやり取りできるので、そこで調達も可能)製作職人がそれを組み上げるのだが、これもちゃんとそのレベルまで引き上げ、育てなければ作ることができない。

純粋に「たたかう」が好きな人。
自分の作った武器が売れて、あるいは使ってもらって攻略が成功し、そこに喜びを覚える人。
全ての職(ジョブ)を最高レベルに育て上げて(カンストと呼ぶ)万能プレイヤーとして楽しむ人。
これだけ職(ジョブ・役割)があることで、この世界での過ごし方が多層的になり、「あれもしたい」「これもしてみたい」が無限のように溢れてくる。

オンラインゲームなので、この世界に存在しているのは間違いなく、現世にも存在している人間。モニターを通してだが、「人」と交流している。

しかしながら… ではあるが(私も含めて)決して少なくはない割合で「モニター越し」ではなく、もうその世界の住人として過ごしている、そういう感覚でプレイしている、いや言い方が違う。「生活」しているひとがいる。

この世界に帰ってくれば、いつもの仲間がいて、「こんばんはー!」のあいさつチャットから始まって、世間話しているうちに2時間、3時間過ごしている時もある。最近はDiscordが使われ出して音声チャットで話し込んだりしていることもある。

私はこの世界に「自宅」も持っているし、数千万ギルの蓄えはあるし、超カワイイ衣装(装備)で、コロナ関係なくひとと交流もするし、快適に過ごせている。

話が大きく逸れた。

ここで書きたかったのは、高橋名人が書いている

弓術師の上級職である吟遊詩人の使いどころがよくわからない。
歌を歌い始めてから弓を打つ、はわかるがそれで実感として凄くなった気がしない。

私も弓術師から開始した。
実際、DPS(戦闘職・攻撃役)としての弓術師は他のジョブに比べると強い、ということでもなくどちらかといえば弱い部類になる。
遠隔攻撃(敵を離れた場所から攻撃できる弓)特化のジョブなので、近づきすぎたり追いかけられたりしてダメージを受けたりすると死にやすい。最初は私も打ち倒されてばかり。
だから強敵に相対する時は、タンク役(攻撃力はあまりないが、打ち倒されにくい)や、近接攻撃(拳闘士や槍使い、敵に近づいて攻撃をする)役に接近戦は任せて、弓は敵からなるべく離れて弓矢で敵にダメージを与えていく、これが役目。

この弓術士がレベル30になると上位職(ジョブ)に上がれる資格を得る。これが高橋名人がここで話題にしている「吟遊詩人」。

吟遊詩人は文字通り、詩歌を吟じる人。

FF14の世界では、弓の弦 → 竪琴の弦、となって、音楽を奏で、歌を歌い、これを以て共に戦う仲間を鼓舞し、癒し、敵に弓矢を浴びせつつ、後方から支援する、そういう役割を持つ。

自分がより強くなるのではなく、仲間と共同して戦う時、その歌で仲間の攻撃力や防御力を高めて、総力・底力を上げつつ攻撃をする、まさに仲間と共同でなければ攻略できないような敵に挑む時には欠かせないジョブなのです。存在そのものに感謝されることもある素敵なジョブ。さらに言えば、他ジョブが持つ剣や槍、鉄砲に比べて、弓はアイテムとして大きく、見栄えもするため、特殊なダンジョンで手に入れた素材などで光らせることができるとさらに見栄えする、とてもカッコいいジョブ。

「あまり強くなった気がしない」とは言ってもその効果は自分自身も受けるので少なからず攻撃力アップ、ダメージは少なくなっているはず。ひとりの効果としてはそれほどではなくても… ということなのですね。
名人もそろそろ迎える8人パーティ(タンク役2人、回復役2人、攻撃役4人)で攻略する敵がストーリー上出てくるので、そこで実感できるはず。

ここ最近、というかここ2、3年、いや、途切れることなくずっとだ、
この世界に新しく入ってくる人が増えている。YouTubeのゲーム配信も増えてるから、そちら経由でもあるのだろう。
オンラインゲームならではの慣習や独特な用語に少し戸惑うこともあったり、この世界の歩き方、進め方なんかも先述の通り、千差万別、コンテンツの膨大さと奥深さで、とにかく時間がいくらあっても足りない。遊び尽くせないからこそ、もういっそここで暮らしてみる、みたいな人の一例として、
この世界の、エオルゼア世界での過ごし方をまた書いてみたいと思います。


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