『13の理由』#1

3月末公開され、視聴可能となったNetflixのオリジナル作品『13の理由』セリーナ・ゴメスが小説のドラマ化権を獲得し製作総指揮として関わっていることでも話題となりましたが、一見誰の目にも普通に見えた女子高生の自殺の謎を紐解いていく、学園ドラマというにはあまりにも暗く衝撃的な、しかし共感できる内容も話題を集めました。

そういう筆者もこのドラマにはまった一人で、2日でシーズン1全13エピソードを見終わりました。(一日目に7エピソード、翌日夜まで待ちきれなくてランチタイムに1エピソードと、家に帰ってから夜2時まで起きて残り6エピソード)

アメリカの小さな街の高校で、恋心を抱いていたハンナ・ベイカーが自殺してしまったことに対する傷がまだ癒えていない頃、クレイ・ジェンセンはある日、自宅の前にカセットテープのセットが置かれているのを発見します。聴いてみると、そこには他ならぬハンナの声。13本あるテープには、各面に彼女を自殺に追い込んだ人たち、そして彼らがその死にどのように関わっているのかが、ハンナ本人の口から語られます。

クレイは、テープを聴き進めるごとに自分の周りにいるクラスメート達の全く違った一面や、さらに先生達がハンナに対して手を差し伸べることもしなかったことを知って人間不信に陥る中、何も悪いことをした覚えのない自分に、なぜ彼女の自殺に関わった人にのみ届くはずのテープが届いたのかという疑問だけがどんどんと大きくなっていき、そして彼女の自殺の真相に近づいていく…、という内容です。

アメリカでも高校生のいじめというのは大きな問題で、特にスマホをみんな持つことによって、親や先生の監視が行き届かないところで、深刻化してしまう傾向にあるようです。このドラマがどれくらいリアリティを反映しているかというのは、アメリカの現代の高校生活を体験したことのない筆者には知るよしもありませんが、アメリカでの受け入れられ方を見ると、多少なりとも共感できる部分があるようです。

主人公のクレイ・ジェンセンを演じるのは、『ロスト』や『アウェイク』、『ドント・ブリーズ』などに出演したディラン・ミネットで、ハンナはこれが大きな商業作品の初出演となるオーストラリア出身のキャサリン・ラングフォードです。他にも、これまであまり大きな作品に起用されたことのない俳優が多くレギュラーキャストで登場していることも、ドラマが新鮮味をもっていけ入れられたことに貢献しているでしょう。

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