よく、頑張った

おふくろが検査入院した結果、肺炎と栄養失調だったそうです。

所々でワクチンの影響などをチラつかせた発信をしてしまい、ごめんなさい。

まぁ、今は時期が時期ですので…そこはちょっと勘弁してやって下さいませ（汗）。

さて、おふくろが帰ってくるまで、親父と二人っきりだ。二週間という予定だったが、あまりにも力が無いことを指摘され、今日からスポーツジムでリハビリを行うことになったみたい。なので、まだ長引くことが予想される。

ここは、おふくろの自業自得だね。だらしないもの…。目の前でも散々、言ってきたところ。電話で聞いた時も、私は彼女に「当たり前だろ」と厳しく接した。

ただ…あまりに入院を長引かれると、我が家にはそこまでの蓄えが無い。まぁその心配をおふくろがする必要も無いが…ってまぁ、そん時はそん時だ。

で、親父と二人で過ごして分かった事がある。

何も出来ない…私の想像を超えて、彼のアルツハイマー認知症は進行していた。車の運転は、ギリで大丈夫。でも…フラフラしながら走るので正直、やめてほしい。

おふくろが二週間入院する事になったその日、私は彼に三度、「二週間だからなぁ。長いよねぇ」みたいに話しかけた。すると三回とも、「いや？そんなにかからないべ。２、３日くらいじゃないのか？」と返した。

燃えるゴミも、朝に出すから大丈夫と言ったのに、朝起きて「今日ゴミの日だよな」と言ったら「そうだった、忘れてた」と正直にほざきやがった（笑）。

洗濯機での洗濯すら出来ない。料理も当然ムリ。でもこれは、元々。掃除もしない。…おふくろよ、なぜこいつを選んだ…😓そらー何やっても、仕事切られるわ。最後には仕事が無く、結局アルバイトをして終わった男だからね…。

ただ食って、起きて、テレビ見てボーっとして、時折新聞見て、寝て、起きて、食って、寝る。以上。私はそれを「ヒト」と呼ばない。残念。

私はね…どんなに恨みがあろうが、ムカつく奴だろうが、「頑張ってるのにうまくいかない…」と悩む人間には全力で手を差し伸べるよ。

だが逆に、いくら親族だろうが親友だろうがパートナーだろうが、自分から現状を改善しようと少しも努力してない人間には、決して手を差し伸べない。

何もしてない。いわゆるただの食い潰し。新聞広げてドデーンと洗濯を干すスペースに座る。邪魔。こらーおふくろストレス溜まるわ。

ただ、おふくろは「あれやって」とか「これやって」とか親父に求めるのが良く無い。結果、出来ない方が多いのだから。出来ないたびに「どうしてやってくれないのさ！やってって言ったっしょ！」と怒鳴る。ダメ。

それでもこいつとうまくやっていきたいなら、もう全部自分でやるしかないだろう。まぁ私が家にいるうちは、概ね私がやってやるから良い。だが、いざ私が家を出る時になったら…また繰り返してしまうだろうな。

だからそうならない様に、おふくろが帰ってきたら家族会議をしないといかん。

おふくろにストレスの溜まらない過ごし方を教えないと（笑）。

例えば、親父はサプリメントを自分から飲まない。目の前で飲むところを見ないと、飲まない。

「飲む」と断言した後、安心して放っておくと、見えない所で100%ゴミ箱に捨てる。その後、「飲んだ」とウソをつく。指摘すると、メチャクチャにキレ始める。

この場合、無理やり「飲め」と言うのが良く無い。そんな事続けてたら、自分も相手も疲れるだけだ。

私の場合、「サプリ飲んだ？」って聞くと「後で飲むから」と返してくるので、「OK」としか言わない。で、やっぱり後で確認しても飲んで無いが、いちいち突っ込まない。

おふくろは、過去にしがみつき過ぎる。気持ちは分かるけど。

「昔のあなたに戻って」って思う所もあるんだろうな。

でも時間はどうあっても過ぎるし、ヒトはいつか死ぬのだよ。彼らはテレビのせいで「死＝最悪の出来事」と捉えているから、本当にめんどくさい（泣）。いい歳して、あぁ情けない。

私は親父を信じている。だから、自由にするのがよろしい。確かに私が推進するサプリを飲めば、そんだけだらしない生活してても、まずまずの健康状態を維持出来る。

だが、親父はそんな感じのくせに毎晩、焼酎で晩酌をする。

さらに一緒に、コンビニ弁当の残りの唐揚げなんかをつまみにする。そんな事続けてたら、私だって体壊すよ。もう、欲望のままに生きてるだけじゃん。

私は二人きりになった時、全力で全てを吐露した。おふくろが「あなたのせいで」辛い思いをしていたこと。もしあなたの身に何かあっても、あなたの面倒は絶対に見ないということ。その他もろもろ…全てを。

だが、二週間の入院だという事を知った今も、「そんなに体調、悪い様には見えなかったけどなー」と言う。

家の中にいながら、たまにしか顔を見せない私ですら「ヤバいかも」と思ってたくらいなのに、だ。危なかったな、おふくろ。マジで。

これではおふくろからの愛情と、親父からの愛情のバランスがあまりにも取れていない。まさに心のコップ理論。…これじゃあ、崩壊するのは目に見えている。

私は入院中のおふくろと連絡をとり、退院したらゆっくり話そうと伝えた。

そして私が「よく、頑張ったな。辛かっただろう。おふくろ、分かってやれなくてすまなかった。」と言うと、電話の向こうの空気が和らいだ。受話器越しでもそれは伝わった。

私は別に問題ない。要は全部、一人でやりゃいいだけだろ？（笑）

問題無い。家事はわりかし好きなのだ。「一人暮らししている」と思っていれば良い。ついでに二人分のメシだけ作ってりゃOK。この家の汚さ、だらしなさには丁度ウンザリしてたところだ。「私基準」になるまで綺麗にしてやる。

ただ何度も言うが、私はこの男を助けない。いくら親だろうがボケようが、自分から改善する為の努力を「微塵もしていない」人間に、差し伸べる手は持っていない。私は仏でも何でも無い。

今後はおふくろのサポートをしつつ、この男をどうすべきかを考えようと思う。

「ボケたんだから仕方ない。可哀想だよ」と思うかもしれないが、いやいや…違うのだ。元々何も出来ない、何もしない人間だったんだよ。

おふくろ、マジでよくやった。今回はそこが分かっただけでも、本当に良い機会だった。…辛かったのは、あんたの方だったか。

今はとりあえず、ゆっくりと休んでもらえればと思う。

数週間、親父と二人きりになるが…その間に「とある実験」でもしてみるか。

その実験の結果は…いずれまた記事にするつもりだ。

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