▲ 第十五章 : 真の信仰
【はじめに】
この世では「結果が全て」と教わる。
確かにお金などの「報酬」が無いと報われないし、モチベーションにも繋がらない。
そう考えると「見返りが見込めない行為」など、やる必要が無いようにも思える。
だが、一見すると矛盾しているその行為にこそ、真実が隠されている。その事実を理解している人は少ない。
ハッキリ言うが、「到達点・ゴール」などこの世には存在しない。
別に存在させても良いが、それは結局「各々が勝手に設定しただけ」だ。「スポーツ」や「目標」がそれに当たる。
でも本質的なゴールなど、あろうはずが無い。つまり、我々は「究極点」に到達出来ない存在なのである。
じゃあ、全ては無駄なのだろうか?
…ぶっちゃけ、そうなのかもしれない。
でも…
それでも我々は求め、追いかけ続けなくてはならない。
たとえ追い付けないと、最初から分かっていたとしても。
そう定められた存在なのだから…。
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