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Keep It Simple

昨日、楽器屋にネイルの保護剤を買いに行って来た。

「爪を伸ばしたくない」というプライドを、とうとう捨てた。爪で弦をアタックすると、私にとってごく理想的な音が出たのだ。

…ここに到達するまで、半生を掛けた。恐らくギター初心者がプライドを持たず、素直に上手な人の意見を聞き入れれば、初日に到達できる事だろう。

やれやれ。プライドってやつが、成長においていかに邪魔をするかがよく分かるね。少なくとも、私にとっては大いに邪魔な存在だ。

恐らく健康状態を考えても、私の爪は一般的の人より頑丈と思われる。

それでも日常生活において少し先端が欠けていたりするケースもあった為、念の為、保護しておこうと思ったのだ。

…楽器屋に到着すると、いつもの店員さんがいた。

ネイルの保護について色々聞こうと思ったが、そこそこ混み合っていて忙しそう。タイミングが良くなかったようだ。

それでも忙しい中で私に応対し、ネイルの保護剤を選んでくれた。

その後もいつもより簡素な挨拶をし、他の客の応対に追われていた。

…私がこんな立場だからこそ勝手に思ってしまうのだが…こういう経験をするたび、違和感を覚える。

私はたとえ忙しい状況だったとしても、いつも接する相手に対して態度を変えたりしない。そんな事、したことがない。というか、できない。

忙しいと人はイラっとする…らしいね(私にはよくわからない)。まぁ会社でやりたくも無い事をせかせかやってるうちは、そうなのかもしれない。

そんな応対をされた時、超・自分勝手な私は決まって「辞めちまえばいいのに」と思う。

恋愛もそう。相談を受ける事があるが、大体が「なら別れりゃいいのに」と思うものばかりだ。でもみんな結局、ストレスを溜めながらグダグダ言いつつも変わらない。なぜ人々は自らアリジゴクにハマろうとするのか…私にとっては、この世における大きな謎の一つである。

実際、私は今までずーっとそうやって生きて来た。ムカついた職場なんざ中指を立ててすぐに辞めてやった。女とすれ違ったらさっさと別れ、次の日からすぐ気持ちを切り替えて新しい日を過ごした。そっちの方がずーっと生産的だもの。

なぜだ…どうして日頃から「楽しくて充実した日々」を過ごしたいと思っているくせに、自分から「辛くて逃げたい毎日」を選ぶのだ。

改めて…ヒトは矛盾した生き物である。

昨日、私の指を刺したセミの方がまだわかりやすいね。

彼は純粋に私の指を木の枝と勘違いした。それ以上でもそれ以下でもなかった。

でも、人間はそこに余計な概念や理屈を付与する。せっかく単純明快な直線道路だったにも関わらず、自分から複雑な迷路と化し、その中に迷い込んでしまう。こんなにも愚かで矛盾した生物は人間だけだ。そういった側面から観察すると、ある意味この地球上において、知能は最低レベルと言えるだろう。その辺の虫や小動物の方がまだ上手に生きていると言えるだろうね。

いつも言ってる事だが、私たちはすでに「幸せ」ってやつを持ってるんだよ。

だのに、こんな平穏な日常の中で仕事やお金に捉われ、一番大事なものを見失ってしまうのだ。

そんな人たちは…

気が付けば多くの理不尽を抱えたまま、納得のいかないジジイやババアになっているだろう。あっという間だよ。

大切なのは「最適化」だ。人生を単純化せよ。

「得る」のではない。「捨てる」のだ。

…そこに気付かなければ、あなたの喉は死ぬまで乾き続けるだろう。

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