トレードの基本をマスターする:注文方法からチャート分析までのステップバイステップ
「初めてトレードをするとき、どのように始めれば良いかわからない」
「トレードでまず必要なスキルや知識がわからない」
「どの取引所やトレードプラットフォームを選べば良いか迷っている」
トレードは、金融市場で資産や証券を売買すること。
一般的には、株式、仮想通貨、外国為替(FX)、商品、オプションなどの取引があります。
トレードの始め方はどうすれば良い?
まずは基礎知識を学ぶことが重要、
市場の仕組みや取引手法について学び、トレードの基本的な概念を理解しましょう。
ウェブサイトやオンラインコース、書籍などを活用して学習することができますが、この講座記事を読み進めれば、相場の基本概念「エリオット波動」や自然係数「フィボナッチ」の使い方などを学ぶことが出来ます。
この記事では
・相場を知り相場観を養う
・Tradingviewの使い方
・必要なライン類の解説
を説明しています、ぜひ最後までお読みください。
1.ドル円を基軸に相場を知る
ドル円は流動性が高い通貨ペアです。
流動性が高いということは、出来高も多く、相場に参加している人数も多いため、テクニカル分析がしやすいんです。
突発的な動きも、指標や要人発言に注目すれば、ある程度予想できるので、リスク管理がやりやすい通貨ペアと言えます。
ドル円の特徴はこんな感じ:
・流動性が高い
・突発的な動きはある程度予想しやすい
・倒産がない
・ストップ安・ストップ高がない
・月曜日から金曜日まで取引できる
各市場のオープン、クローズ時間 ※SBI証券FXトレードページを参照してください。
※サマータイム導入期間 米国4月第1日曜日~10月最終日曜日まで
2.相場観の養い方
相場観とは、相場の流れや方向性を予測する能力のことです。
この力を養うには、実際にチャートを分析したり、毎日金融情報をチェックしたり、デモトレードで練習をして経験を積むことが大切です。
ニュースを読んで相場観を養う
相場観を養う上で、ニュースを読み経済情勢や政治情勢を把握することも大切で、ニュースを通して相場を動かす要因を理解することで、相場の動きが読みやすくなります。
おすすめの情報ソース
・Bloomberg:経済や金融情報を配信するアメリカ合衆国の大手総合情報サービスです。
・SBI証券:マーケット情報に強く、国内外の株式、投資信託、債券、FX、先物など、多岐にわたる情報をチャートと共に確認できるためおすすめです。
・Reuters:金融情報だけでなく、国内外のニュースも網羅しているので、様々なニュースサイトを巡る時間がない方にも最適です。
経済を見通す力はそこそこであればOK
アナリストになる必要はありませんが、基本的なチャートの読み方と相場観があれば十分です。常に新しい知識を学び続ける姿勢が大切です。
相場観を養うためのポイント
・ファンダメンタルズ:経済指標や要人の発言、中央銀行や政府の政策を理解することが重要です。特に、日本の日銀政策発言や米国のFOMC政策発言などは、相場に大きな影響を与えます。戦争、災害、テロなども通貨の価値に影響を及ぼすため、注意が必要です。
・相場のムードを読み取る:「リスクオフ」と「リスクオン」の2つの相場ムードが存在します。「リスクオフ」は、リスクを避けて安全資産への投資を意味し、「リスクオン」は、より高い収益を目指してリスク資産への投資を意味します。ニュースやチャートから相場のムードを読み取るスキルを身につけましょう。
最終的には、自分の興味やスタイルに合わせて、適した方法で相場観を養っていきましょう
3.TradingViewの使い方について紹介
私は以前は主にMT4を使用していましたが、TradingViewに切り替えてからチャート分析が劇的に向上しました。
TradingViewの特筆すべき点は、ウォッチリストのカスタマイズ性、フラグ管理の便利さ、そしてデバイス間でのシームレスな同期機能です。PC、タブレット、スマートフォン間でチャートを確認し、取引エントリーを行うプロセスが非常にスムーズです。
私自身、Windows PC、iPad、Androidスマートフォンという異なるプラットフォームのデバイスを使用していますが、どのデバイス間でも同期がスムーズであり、この点が非常に便利です。
チャート分析の流れとしては、大画面のPCで監視し、手元のiPadで詳細なチャート分析を行い、仕事中や移動中はスマートフォンで確認し、エントリーするというものです。
TradingViewの利点は次のとおりです。
・幅広い市場データ:株式、先物、仮想通貨、外国為替などのさまざまな市場からデータを提供しています。
・チャートツール:テクニカル分析に使用できるチャートツールを幅広く使用できます。
・ニュースとリソース:市場ニュース、分析、チュートリアルなど、幅広いニュースとリソースを見ることが出来ます。
・コミュニティ:ユーザーが取引戦略を共有し、市場の洞察を交換できるコミュニティがあります。これにより、ユーザーは知識と経験を共有し、取引スキルを向上させることができます。
初心者から経験豊富なトレーダーまで使いやすく、カスタマイズ性も高いため、自分の取引スタイルに合わせてチャートを調整できます。
TradingViewの主な利点は以下の通りです:
・幅広い市場データ:株式、先物、仮想通貨、外国為替など、多様な市場のデータを提供。
・チャートツール:テクニカル分析に必要な幅広いチャートツールが使用可能。
・ニュースとリソース:市場ニュース、分析、チュートリアルなどの豊富な情報リソース。
・コミュニティ:ユーザー同士で取引戦略を共有し、市場の洞察を交換できる豊かなコミュニティ。これにより、知識と経験を共有し、取引スキルの向上が図れます。
初心者から経験豊かなトレーダーまで、使いやすさと高いカスタマイズ性を兼ね備えているため、個々の取引スタイルに合わせてチャートの調整が可能です。
今回の講座で主に使用するツールについて
今回の講座では、チャート分析を行う上で以下のツールを活用します:
・トレンドライン
・レイ
・水平線
・水平レイ
・フィボナッチリトレースメント
・フィボナッチエクステンション
・エリオット波動
これらのツールを用いて、市場の動きをより深く理解することができます。
エントリーの種類について
エントリーには大きく分けて以下の4つのタイプがあります:
・順張り(トレンドフォロー):トレンドに沿ってポジションを取る方法です。
・逆張り(トレンド反転):トレンドに逆らってポジションを取る方法です。
・押し目買い:上昇トレンド中に見られる一時的な下落後にロングポジションを取る方法です。
・戻り売り:下降トレンド中に見られる一時的な上昇後にショートポジションを取___る方法です。
これらのエントリータイプを理解し、ポジションの取り方(買い方、売り方)には新規成行買い/売り、指値注文、逆指値注文などの違いがあることをしっかり理解しておきましょう。
以下に具体的な例を見ていきましょう。
・押し目買いの場合(ドル円):
上昇トレンド中に見られる一時的な下落(修正)から新たにロングポジションを取りたい場合、市場価格で即座に新規成行買い注文を出します。
・戻り売りの場合(ドル円):
下降トレンド中に見られる一時的な上昇(修正)でショートポジションを取りたい場合、特定の価格(指値)で売り注文を出して、その価格に達したら売りが成立するようにします。
・逆張りの場合(下降トレンド中に買いたい):
トレンド反転の兆しが見られる場合、下降トレンドに逆らってロングポジションを取ることを意味します。
・順張りの場合(上昇トレンド中に買い増し):
既にロングポジションを持っているが、トレンドが持続すると予想されるため、さらに追加で買い注文を出す場合です。
エントリーの種類に応じて、適切な注文方法やタイミングの選択がトレード成功の鍵となります。
4.本講義メイン
本講義では、レジスタンスライン、サポートライン、トレンドラインを正確に引く方法を学びます。
・レジスタンスライン:天井で価格の上昇を阻止する価格帯
・サポートライン:底で価格の下落を支える価格帯
では、TradingViewを使用して実際にラインを描画してみましょう。
レジスタンスラインとサポートラインの描画
これからみていくのは、1時間足のUSD/JPYチャートです。
上記のチャートから判断すると、私はこの部分↑にレジスタンスライン(上の青ライン)を追加します。
次に、↑サポートライン(下の青ライン)を追加しました。
サポートなので、最安値に合わせて描画しています。
水平線やトレンドラインには正解がないので、自由に描画してください。
少し縮小して全体像↓を確認してみましょう。
このようにすると、追加した水平線↑が、上下する相場のほぼ中央に位置しています。
ここに、もう一度サポートラインとレジスタンスライン↓を追加してみましょう。
このように追加するだけで、過去に有効であったラインや、将来に有効となる可能性があるラインが見えてくると思います。
トレンドラインの描画
下落トレンドラインと上昇トレンドライン↑を描画しました。このトレンドラインも、基本的には自由に描画できますが、できるだけローソク足が線にタッチしていることが重要です。
先ほどと同様に少し縮小して、より大きなトレンドライン↑を追加しました。ここで注目すべき点は、下落トレンドの中に、下落トレンドや上昇トレンドが発生していることです。このようなことは、様々な場面で発生しています。
ラインを引く練習をするときは、これらのことを意識して練習してみてください。
5.pips・ロスカット・レバレッジについて
ピップスとは:外国為替取引で、通貨の価格変動の最小単位を指します。例えば100ポイントは10ピップスに相当し、10ピップスは0.1円(10銭)に等しく、1円は100ピップス、1000ポイントに相当します。
例えば、USD/JPYが122.234から122.434へと動いた場合、20ピップス動いたことになります。また、USD/JPYの価格が122.454から123.454に動いた場合、100ピップス動いたことになります。
ピップスは、なぜ必要?
ピップスは、世界共通の単位であり、すべてのトレーダーが同じ基準で取引を評価できるようにするためです。損益をロット数で表すと、額が大きく異なるため、公平な評価が難しくなります。
たとえば・・・月の獲得pips どちらが優秀なトレーダーか?
400pips獲得 1lot=40万 ・200pips獲得 2lot=40万
あきらかに月間400pips取れるトレーダーの方が優秀です。
実際にトレードしていく中でこのpipsをいかに効率よく取っていくかが、非常に重要になってきます
なぜならこのpipsを取れる(毎月コンスタントに)ようになれば、あとは掛け金(lot)をあげるだけで、あなたは爆益を手にすることが出来るようになったと言えるからです。
適正ロットとレバレッジについて
少し計算してみましょう
・距離×量によってリスク(損失)が資産の全体の5%に収まる事を前提とする
・1ロット×20pips=2万円
→元手40万円の人が1ロットで20pipsまでが損失の限度
・上記の方法で負け続けると最終的に総トレード数は20回出来る計算になる →あくまでも計算であり実際は目減りしていきます
・リスクを抑え、資金を守り、増やしていくのがトレード、決してギャンブルではダメ
・レバレッジは証拠金を基に取引限度額が変わる (非推薦)
→50万円 × 25倍 =最大で1250万までの取引ができる
効率よく資金を回していきたいのであれば、まず相場に慣れてからです。
ロスカットとゼロカットについて
ロスカットとゼロカットは、どちらもトレーダーの損失を防ぐためのシステムですが、仕組みやメリット・デメリットが異なります。
ロスカット:証拠金維持率が一定以下になった時点でポジションを強制的に決済するため、追証が発生する可能性があります。
ゼロカット:は証拠金維持率が一定以下になった(ロスカットが間に合わなかった)場合に発生した損失を、業者が補填してくれる制度で追証がない。
ロスカットとゼロカットは、どちらもトレーダーの損失を防ぐための有効なシステムですが、仕組みやメリット・デメリットが異なるので、ロスカットとゼロカットの違いを理解し、自分のトレードスタイルに合った証券会社を選択することが大切です。
ロスカット
・証拠金維持率が一定以下になった時点で、ポジションを強制的に決済するシステム
・国内FXで一般的
・トレーダーの損失を最小限に抑える
・利用できるレバレッジが低い
・追証が発生する可能性がある
ゼロカット
・証拠金維持率が一定以下になった場合でも、ポジションを決済せず、追証を請求しないシステム
・海外FXで一般的
・トレーダーの損失を完全にカバーする
・利用できるレバレッジが高い
・追証が発生しない
6.今回のまとめ
講座第1回お疲れさまでした、今回の重要ポイントをまとめていきます 。
・相場観の養い方:ニュースやチャートを読んで、経済情勢や政治情勢を把握することや、デモトレードでエントリーを試してみるなどの経験を積むこと、そして常に学び続ける姿勢が大切です。
・エントリー戦略:順張り(トレンドフォロー)、逆張り(トレンド反転)、押し目買い、戻り売りなど、異なるエントリータイプがあります。これらに応じて、適切な注文方法やタイミングの選択が求められます。
・ピップスと適正ロット:ピップスは、トレーダー間で取引を公平に評価するための世界共通の単位です。適正ロットは、個々の資金量やリスク許容度に応じて決定します。
・リスク管理:ロスカットとゼロカットは、トレーダーの損失を防ぐためのシステムであり、それぞれ異なる仕組みと利点があります。
上記に加え、さらに以下の点を忘れないでください。
・リスク管理:ロスカットとゼロカットは、トレーダーの損失を防ぐためのシステムであり、それぞれ異なる仕組みと利点があります。
・為替取引の目的:ピップを獲得し、ロットを適切に管理して損失を最小限に抑えつつ、利益を最大化することです。
上記のポイントでも述べましたが
市場は常に変化しており、過去の経験が必ずしも将来に当てはまるとは限りません。
そのため、常に新しい情報やテクニックを学び、自分のトレード戦略をアップデートしていくことが大切です。
また、相場には常にリスクが伴うことを忘れず、自分の資金を守るために、余剰資金の範囲内で損切りのルールを守ることが退場を防ぐ最も大切なことなのんで、忘れないですください。
次回2回目は
ローソク足・インジケータ・オシレーターを理解する、エリオット波動とは?
をお届けします。
↑次はローソク足やインジケーターの使い方を学んで、実際にチャート分析に挑戦してみましょう!
次回は今回学んだことにプラスして、実際にどのように使うのか?を解説しています。
ローソク足やインジケーターの基本的な使い方、そしてエリオット波動の基礎知識を学ぶことで、チャート分析の土台を作ることができるので、ぜひ読んでみてください。
では、今回はここまでです。
お疲れさまでした
※当講義で使用されるチャートはすべて「Tradingview」に帰属します
トレードで成功するためには、資金管理が不可欠です。この講座では、リスク管理の重要性や、具体的な資金管理手法について解説します。
有料記事になりますが
さらに「エリオット波動、フィボナッチ」などの理解を深めたいと思っていただけたら、是非チェックしてみてください!
より具体的な分析手法を学びたい方は、こちらをクリック!
注意事項
・投資、投機はいかなる場合においても自己責任です。
・エントリーした価格や利確の目安などは記述しているだけであり、読者様に同様の売買を「推奨」するないようではありません。
・トレードなので100%かつ保証はありません。
・建値カットという記述は建値で0カットを意味しますがスリッページによる損失を被る可能性があるので、100%損しないと言うことではありません。
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