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神経症とは健康の過剰である

それにしても無駄なことをしてるよな、と思うのだが、数日仕事が続き、凪のように休みの日になると、かえって落ち着かない。あの手続きをそういえばやらなければならなかった、とか、微妙な健康不安とかが湧いてきて、何か「取り組み」をしなければならないという気持ちになる。

そういったことは、楽しく仕事をしている最中には忘れていたことだ。楽しく仕事をしていても、疲れたらイヤになるわけで、なら休めばいいのに、休むとなると今度は、もっと考えるのがイヤな取り組みに向き合わなければならないとなる。べつに「ねばならない」わけでもないはずだが、その「ねばならない」を自分で作り出してしまうのである。

これは神経症的状態であり、それについて僕は長らく考えてきた。

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