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露出について

フォトグラファーへの道のり Vol.oo7

<私は未来のフォトグラファーを応援致します>
フォトグラファー Masayaです。
カメラ歴30年余り。現在でも現役のフォトグラファーとして活躍している「フォトグラファー Masaya」が、未来のフォトグラファーを応援するため、私の経験を面白く感動的に書きながら発信して行きます。

今日は、カメラの露出について、書きたいと思う。
と言うのは、昨日奈良県宇陀市の又兵衛桜にてウェディングフォトの撮影を行なった。
桜は、こんな感じで、ちょうど見頃をむかえていた。

奈良県宇陀市にある又兵衛桜(本郷の瀧桜)


屋外でのウェディングフォトの撮影。
その時に感じたのが、露出のバラツキだ。
Nikonのカメラは、少しアンダー気味に思える。
カメラ任せの標準露出で撮影すると少しアンダーなのだ。
そして、空を入れたりする構図を取ると、新郎新婦のお顔は一気に暗くなる。
空を入れた広角レンズの使用時には、注意が必要だ。

さて、私が認識しているカメラの露出基準は、反射率18%グレーだ。
これは、フィルムカメラ時代に学んだ事だが今でもそう思っている。
さて、この反射率18%グレー。

反射率18%グレー

白い紙に18%のグレーを乗せたのとはまるで違う。

ちなみに下のこちらが18%のグレー色

18%のグレー色

反射率18%グレーはめちゃくちゃ濃度が濃い。
カメラは、撮影した写真の平均値を反射率18%に仕上げようとするのだ。

これは、カメラが人物を撮影するのに、世界中の人をキレイに撮影する為さ世界中の人肌の平均値を基準にしたそうだ。
それが反射率18%のグレーだ。日本人には良い基準かもしれないが、白人や黒人には合わない基準値だと思う。

さて、雲一つ無い青空を撮影したらどうなるだろう。
反射率18%グレー色に近い色となるだろう。

よく、皆さんが口にするのが、
「逆光だから、暗くなった・・・」とか
「顔がくら〜い」という事を耳にする。

それは、天気の良い日に背景の空を入れて撮影するからだ。

それとは、反対に、
黒い壁をバックに人物を撮影すると、
当然、人の顔は真っ白くなってしまい、白飛びしてしまう。
でも、あまりそんな状況で撮影する人がいないから、
「逆光だから、暗くなった・・・」とか
「顔がくら〜い」という事を多く耳にするのだ。

さて、カメラマンとしては、どんな状況でも、
美しい女性は、美しく撮影したい。というか美しく撮影しないといけない。
特に、アンダーになった写真は、モニターで撮影したデータを見せる事もできなくなる。
時には、ストロボを発光しなくてはならない時もある。

カメラの測光モードを変えてみたらどうだろうか。今のカメラには、便利な測光モードを変える事ができる。

測光モードのマーク例

左寄から
◉多分割測光(評価測光、マルチパターン測光)
◉中央部重点測光
◉スポット測光

イラストを見ていただけるとわかると思うが、
多分割測光は、全体を測光
中央部重点測光は、中央部分を測光
スポット測光は、一部分を測光

こんな感じでカメラには測光方法を変更できる。
知らない方は、ぜひお持ちのカメラを触って変更のやり方を覚えとくと良い。

さて、僕のカメラの設定。
それは、多分割測光(評価測光、マルチパターン測光)を使っている。

ほとんど、カメラ任せと言って良い。
しかし、明らかに逆光とわかるシーンの場合には、中央部重点測光を使って撮影している。
だだ、設定を戻し忘れのないように気をつけて欲しい。
これは、僕の悪いクセでもある。

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