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ゴールデンカムイと出会った日

まいった、少し気になっていた映画があったのでネットで借りつ時に一緒にS1の1枚目をポチッとなしてしまったら、ツボに入った。

比類なき物語である。

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アシㇼパかわいい、参った。食文化への造詣も深く、素晴らしい。

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「アイヌ文化」というものがあるということを、大学の頃学んだ。数冊の書物を読んだだけであるが、とんでもない事が世の中にはあるのだなと感じた。

法律家になろうと思い、教師になろうと思い、自分が何になれるかもわからないままに様々な勉強した。大学というのはそういうところだと思っている。学術会議の問題をニュースで見るたびに憂鬱にある。

一部の学者が特権を持て学会出席とか言って贅沢し放題の裏では下っ端のオーバードクターは自殺する。格差があるから学者のエリートはいい目を見る。そもそも学者っていうのはなんの為に存在するのだ。

公平で平等な社会、努力した人間が報われる社会を作ろうとしないで何が「アカデミズム」だ。「産学複合体」などというものは、労働者を踏みにじる企業にお墨付きを与えているのではないか。

腹が立って仕方がない。とは言っても、僕も大学に残っていれば新潟の三流大学に職くらいあったかも知れない(笑)。「あーそんな目に合わないでよかった。」と言ったら妻が笑った。

僕が通っていた神奈川大学って、網野善彦さんの常民文化研究所があった。一度だけ、ゼミの教授の部屋ですれ違ったことがある。普通のおじいちゃんだった(笑)。

文化とはなにか、歴史とは何かということを真面目に考えるきっかけになったのは大学時代に網野善彦さんの本を読んだからだ。

フランスのアナール派と同様に、そこに生きるヒトの生活史を通じて「ヒトとは何か」という根源的な問いかけに答えを出そうとしている。このシリーズは、工員だった時代に毎月買っていた。

学ぶのに年齢も職業も関係ない。自分が自分らしく生きるには学び戦わなければならない。何のために戦うのかをしっかりと学ぶのだ。僕は鉄工所で大事なことを沢山学んだ。

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ゴールデンカムイはすごいなあと思う。エンタテイメントとして高度に嬉しい物語である。続きが知りたい。

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だめだ、忙しいはずなのだがコンプリートすることになるであろう。コミックスを買う算段を始めてしまった。すこーしだけ仕事してDVD借りに行こう。

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娘がゴールデンカムイのファンであった。コミックス持っておった。久し振りに話ができて嬉しかった。なかなか年頃の娘とは話すきっかけがない。スルーされるのも嫌であるし、勇気がいる。蟲師は少し調べたい事があり、DSM-5(精神障害の診断・統計マニュアル第5版)系の本は『格差の方程式:心の病』のネタに読む予定。リビングの待ち行列に入っておる。

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今回ネットでDVD借りた本命ははバート・レイノルズさんであった。グレートスタントマン辺りからトランザム系をもう一回見直そうと想ったのだ。何考えているんだろうか。

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何とキュートだろうか。アメリカに愛された男だ。これからトランザムシリーズ借りる予定であったが、ゴールデンカムイになるなあこの流れでは。横にいるのがサリー・フィールドさんだ。驚いた。僕の大好きな女優さんなのだった。

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サリー・フィールドさんとの共演が多いのにも驚いた。1975年からお二人はハッピーな関係だったようだ。彼女は大好きな女優さんだ。何と言ってもノーマレイだ。グレートスタントマンの翌年の作品である、ちょっと驚いた。

格差の問題は労働運動とは切り離せない。その意味でも、この映画(ノーマ・レイ)は大きな影響を与えてくれた。駄目だこのシーン、涙が出てくる。負けてはいけない。

ノーマ・レイが自分が奴隷であることに気がついた瞬間である。そして、前に進み出すのだ。

格差はいつの時代もあった。戦うべきものが見えていた時代は良かった。子どもたちに、自分の人生を語るシーン最高だ。自堕落で親の違う子を3人生んだ彼女、自分も含め人の尊厳などというものを考える事もできない環境にいた彼女が学ぶ物語である。

ヒトは社会においてどう扱われるべきなのかということを問いかけるのである。最低のところにいた彼女が、自分自身の価値を見つけ出す物語なのだ。

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厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。