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アケビの実、イチジクの天ぷら、大阪お好み焼き、返す刀でハンバーグ

母が小さい頃は中の蜜を吸ったという。僕にはあまり魅力的ではなかった。
それでも毎年実がなると取っては家に持ってきてくれた。
今年は、実をつけないのかなと思ったら、シッカリとついていた。

アケビの思い出

母が亡くなった後で、父に「虫が出るから切りたい」と言ったら、「いいよ」と言ってくれて、その由来を話してくれた。50年前にこの家を建てたときに父の姉がくださったそうだ。切れるわけがない。

もう、誰もこちら側にはいない。

アケビは庭中に根を伸ばし、生命と話をする。庭を豊かにしている。切らないでよかった。
中には小さい虫がいるので家につれてくる時は注意しなければならない。母が持ってくるたびに妻とは諍いになったものである。
小さいままに色が変わったイチジクはマユの玩具である。虫が入ってきておった。大慌てで外に出した。
この季節の花もある。
菊が咲き始めた。
ああと2日位で墓に供えに行ける。
ローズマリーはこれから冬間咲いている。雪に埋もれて興がある。面白いものである。

いよいよ、一年かけたシステムの一般公開である。ほぼ寝ないで朝になった。最終版を妻にテストしてもらった。

やはり問題があり、大きな変更を加えることにした。知らない人が触ってみて初めて気がつくこともある。僕にとっては当たり目に見えることがそうではないのだ。もう少し頑張ろうや。

リンゴの細い切り方を発明した。

普通に切ると一片が厚くて気に入らない。朝はリンゴである。

下の方を落として平におけるようにする。
芯を抜く。もちろん芯は僕が食べる。お腹からりんごの木が伸びると聞く。実験中である。
左手で抑えながら包丁を入れていく。手を刺さないように気をつける。一回つついたことがある。
グルリを切りながら回転させていくと嬉しい。少しひねってやると飾り切りのようである。
イチジクは2つ食べられておった。アケビとイチジクは天ぷらにしてみようと思う。
僕もリンゴ大好き。
飛びかかられた。野獣の性であろうか。

お好み焼きに天ぷらの極楽

妻はパートなのだが、空腹のままに買い物に行きお好み焼きの粉が半額だったので買ってきたという。通常モードだと揚げ物を作り一部を食べてパートに行くのだが、お好み焼きを割り込ませることにした。


大阪時代にお好み焼きの修行をした。お店行って喰っただけであるが、細かくお話を聞き、心を伝えてもらった。大阪の会社は嫌なやつばかりだったが街は僕に優しかった。
ジックリと弱火である。キャベツの水分がジワジワと粉に溶け込んでいく。豚バラがなかったので、牛バラである。これもまた美味しいものである。
鉄板の上でソースとマヨを焦がす。これが大事。
鉄板ごとサーブする。カウンターテイストが楽しめるのである。
なんと火がついていた。天ぷらを並べるお盆が焼けるところであった。
火事になるところだった。ベーコンでの炎上事件を思い出した。火は恐ろしい。
それ以上に自分が怖い。
ようやく、天ぷらはルーチンとなった。イチジクの天ぷらはチョッと楽しみであった。今朝取れたばかりのイチジクを4つに割って少し濃い目にドロを蒔いて揚げる。厨房を預かるとは毎日の挑戦と切磋琢磨である。
これで出来上がりである。すこ押し妻の弁当には足りないが勘弁してもらった。
僕の昼ごはん。妻はもう食べていた。アケビの苦味は独特だ。
今朝まで木になっていた無花果を四割にした。ギューッと濃縮された甘みがありながら旨味も出ている。これは美味しい。とは言ってもたくさん食べるほどのものではない(笑)。
3時位に小腹がすいて天ぷらウドンを作った。釜揚げでヒガシマルの汁を使った。

返す刀でハンバーグ

6時過ぎに、少し一段落したのでオカズを見たら娘には少し足りなそうだろ気がついた。僕も小腹がすいたのでハンバーグとパスタを作ることにした。
ハンバーグを美味しく作れるようになるに長くかかった。


ジックリ低温で裏表する。ピーマンは味を移してあげる。


舞茸はハンバーグと一鍋でともに過ごすことになる。側面も焼き目を入れる。
この辺からパスタの用意。アーリオオーリエにトマトソースを絡める。ローズマリーを漬け込んだオリーブオイルを使う。
湯を沸かしている間にオリーブオイルでニンニクと鷹の爪に熱をかける。


ハンバーグには白ワインを振って鍋底の味を浮かび上がらせる。
そのまま蒸しに入る。パスタも茹で始める。8分くらい蒸すので丁度着地は一緒になる。


オリーブオイルに絡める。少し煮汁を入れて塩味にする。
輸入雑貨店で買ったソース。こうすると激旨である。やっぱ捻らんといけない。これでパスタは上がりハンバーグが中まで蒸し上がっている頃である。
ハンバーグをあげて白ワインを振る。
醤油とケチャップが定番なの。
絡めて出来上がり。明日残っていたらサンドイッチの具になるのだ。
娘の迎撃準備完了。妻は3時間後に帰ってくる。


天ぷらもまた美味しい。


ハンバーグはガッツリ食えて、明日の元気になる。
文句なし。

やっぱり、お家が一番
















厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。