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タケノコを一年中食べるには....

父母の世代は、「木の樽・桶」でものを貯蔵した。ガラス瓶などは高級品であった。当然、長時間水をくんでおくことは出来ない。獲ったタケノコを保存するにも、塩漬けしかなかった。しかし、塩漬けでは水分が抜けすぎ、固くなる。
母は「おから」に「塩」を混ぜてアクを抜いたタケノコを少し乾かしてから漬け込んでいた。田舎の人に聞いてやり方を習ったと聞く。「フワフワで柔らかい」と嬉しそうであった。しかし、問題は戻すのに手間がかかるのである。毎年「おから塩」につけていたが、(戻すのが面倒で)使い切れないで、かび臭くなったものだ。

何せタケノコは一気に芽を出す。今年は100本以上採ったが、友人に差し上げてもまだ余る。毎日タケノコご飯というわけにも行かない(笑)。そこで、最近のトレンドNo1no酢水に泳がせることにした。

いつもお持ちする方からは蕨を頂いた。この時期、山菜は通貨として人の絆を強くする

煮沸VS酢水


2018年位に、新発田よりもう少し北の方が酢水の瓶に入れて取っておくと聞いた。熱湯で煮沸するのとどちらが良いか比較したら、煮沸の方が腐って駄目であった。

今年はみんな酢水に漬けることにした。これで来年の春までタケノコが食べられる。

駄目だった時の動画、タケノコのオムレツも美味しい。

オカラで漬けるパターン


この動画には、母が登場する。2010年である。漬け込む全体の量がわかってからオカラを買うので、タケノコシーズンの最後になってからである。
これに比して、酢水は余った時点で少しずつ〆ていける。戻す手間も酢水の瓶から出して流水ですすぐだけで大丈夫。


こちらは、その前年、一人でやってみたいた。


母は2016年に亡くなった。この動画は、亡くなった年のもの。

時と共に調理のメソッドは移り変わりながら、家族を思う心は同じである。

メンマという手もある


かなり難しい。柔らかいメンマにならないのである。研鑽研磨が待たれる。



#タケノコ塩漬け
#タケノコおから塩
#メンマ作り
#タケノコ掘り

厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。