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オリンピックが浮き彫りにする社会

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2021年のオリンピックはとんでもない素晴らしい祭典であった。この社会が格差に分断されている社会だという事を明確にした。物売りはスポーツ選手を使い他社より多くうる。物を売った利益…
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2021年6月の記事一覧

格差の方程式:コロナと五輪は良いことをした。格差社会を浮き彫りにした。

その人の能力がの差が豊かさの差だという。公平な教育、不公平な就職、世襲される特権、格差が自己責任となってしまった。今の社会は何も公平ではない。この変化はわずか50年で起こったのだ。 今の世界は平等ではないのだ大学教授もメディアも(かつての身分制度のような権力による)格差はないと言っている。たしかに貧富の差は有るが、それは、その人の能力に従った差なのだという。そりゃそうだ、彼らも格差でうまい汁を吸う。 いくら人の能力の差があると言ってもこりゃあんまりにもやりすぎである。そし

パブリックの研究:パブリックビューと言う名前は勘違い。「パブリック」などではない「スポンサー企業」の宣伝の場である。

パブリックビューイングってでかい画面で皆でオリンピックを見ることだと思っていたら、市民の共有の場所である公園を、屋台村にして企業の宣伝に使うのではないか。企業はそれ以上の利益があるから金を出す。自分の商品をアピールする場所であるから金を出す。その金は他社の製品より多く売れた利益から出る。 しかし、今回の「コロナ五輪」は素晴らしい。オリンピックの持っている欺瞞が一気に表面化したのだ。素晴らしいことだ。 パブリックというのは、「誰かが金儲けすることなく、皆で共同に喜びを分かち