10/25 イギリス旅日記: 公用語が2つあるウェールズの首都で紅葉の古城を探検するカーディフCardiff/Caerdydd
今日の旅は、ウェールズの首都カーディフへ向かう。カーディフでは英語とウェールズ語の2言語が公用語となっており、イングランドとは違う雰囲気が楽しめる。
本日のルートはこんな感じ。ブリストルで列車を乗り換え、セバーンSevernトンネルを渡ってウェールズへと入る。
乗換駅Bristol Parkway。南のエクセター・西のカーディフ・北のバーミンガム・東のロンドンという、4方面への列車が交差する郊外のハブだ。イギリスではあまり見ない今風の駅。
そしてカーディフ中央駅着。カーディフはウェールズも公用語としており、Caerdyddとつづる。ddは二重音と言って、ラテン文字2文字で1文字のように扱われる。
駅舎。旧GWRの意匠。
北に少し歩くとカーディフマーケットへ。
中はこう。昔ながらの魚屋やアジア料理店がある。
そして一つ目の目的地、カーディフ城へ。非常に立派な城壁が残っている。
Roman Wall。この城はローマ時代に原型が建てられ、その後12世紀にノルマン人が再建し、以後イングランド側の拠点となった。ローマ時代の壁は埋もれていたが、最近発掘された。
ノルマン時代に建てられた砦、The Keep。正面から見ると、チェスのルークの形がピンとくる。
塔の一番上まで行くことができるようだ。
登ってみると、これが意外と段数が多い。すっかり発展したカーディフが一望できる。
城壁も歩けるようになっており、上だけでなく
中のトンネルを通って一周することも可能。城壁の中にこんなものがあるとは知らなかった。
敷地内には19世紀に建てられたThe Houseという宮殿もある。
アラブルーム。ビクトリア朝大英帝国を凄く感じる。
晩餐会場(Banqueting hall)。遠足中の小学生向けの説明を盗み聞きしてきた。
ちなみに、The Houseはウェールズ語でY Tŷの僅か3文字らしい。シュールであるw
ウェールズの赤い竜。
クロックタワー。こちらも19世紀再建で、中世的なカラフルな意匠が目を引く。
西側の城壁には動物が象られておりアニマルウォークと呼ばれる。十二支を知る日本人には親しみやすい。
裏手にはイチョウ並木が!イギリスに来てまで銀杏の匂いを嗅ぐとは思わなかった。
でもやっぱり、こうしてみると立派な城壁である。
ここから少し東へ歩き、バスに乗り込む。
8kmほど北上し、やってきたのはコッホ城という別の城の最寄バス停。城と雰囲気を合わせたポストがお出迎え。
こちらがコッホ城。カーディフ城よりは小さく、また19世紀の再建であるが、お伽噺そのままの雰囲気ある城である。
中はこう。3つの塔に順番に登れる。
再建ということもあり、内部は非常に豪華絢爛。
中世イギリスらしさ満点。
北の塔から内側を撮影。ちなみに外側への窓は狙撃特化の非常に細いものとなっている。
そしてカーディフ市街へ戻る。こちらは国立博物館。
恐竜の全身骨格まで!大英帝国の国立博物館は無料で入れるのにクオリティが高い。4時過ぎに入ったのですぐ閉館になってしまったが…
南東から撮影したカーディフ城壁。
ライトアップされた、中心部の素敵なストリート。カーディフの旅もこれで終わり。
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