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10/25 イギリス旅日記: 公用語が2つあるウェールズの首都で紅葉の古城を探検するカーディフCardiff/Caerdydd

私は2022.9〜2023.1の間、英国南西部のエクセター大学に交換留学しました。今シリーズは、エクセターを拠点にした英国内の様々な場所への旅行記です。コロナ後の鮮度が高い情報・長期滞在でなければ中々行かないような場所の情報も沢山掲載していますので、英国訪問を考えている皆さんの参考になれば幸いです。

このシリーズについて

今日の旅は、ウェールズの首都カーディフへ向かう。カーディフでは英語とウェールズ語の2言語が公用語となっており、イングランドとは違う雰囲気が楽しめる。

本日のルートはこんな感じ。ブリストルで列車を乗り換え、セバーンSevernトンネルを渡ってウェールズへと入る。

乗換駅Bristol Parkway。南のエクセター・西のカーディフ・北のバーミンガム・東のロンドンという、4方面への列車が交差する郊外のハブだ。イギリスではあまり見ない今風の駅。

そしてカーディフ中央駅着。カーディフはウェールズも公用語としており、Caerdyddとつづる。ddは二重音と言って、ラテン文字2文字で1文字のように扱われる。

駅舎。旧GWRの意匠。

北に少し歩くとカーディフマーケットへ。

中はこう。昔ながらの魚屋やアジア料理店がある。

そして一つ目の目的地、カーディフ城へ。非常に立派な城壁が残っている。

Roman Wall。この城はローマ時代に原型が建てられ、その後12世紀にノルマン人が再建し、以後イングランド側の拠点となった。ローマ時代の壁は埋もれていたが、最近発掘された。

ノルマン時代に建てられた砦、The Keep。正面から見ると、チェスのルークの形がピンとくる。

塔の一番上まで行くことができるようだ。

登ってみると、これが意外と段数が多い。すっかり発展したカーディフが一望できる。

城壁も歩けるようになっており、上だけでなく

中のトンネルを通って一周することも可能。城壁の中にこんなものがあるとは知らなかった。

敷地内には19世紀に建てられたThe  Houseという宮殿もある。

アラブルーム。ビクトリア朝大英帝国を凄く感じる。

晩餐会場(Banqueting hall)。遠足中の小学生向けの説明を盗み聞きしてきた。

ちなみに、The Houseはウェールズ語でY Tŷの僅か3文字らしい。シュールであるw

ウェールズの赤い竜。

クロックタワー。こちらも19世紀再建で、中世的なカラフルな意匠が目を引く。

西側の城壁には動物が象られておりアニマルウォークと呼ばれる。十二支を知る日本人には親しみやすい。

裏手にはイチョウ並木が!イギリスに来てまで銀杏の匂いを嗅ぐとは思わなかった。

でもやっぱり、こうしてみると立派な城壁である。

ここから少し東へ歩き、バスに乗り込む。

8kmほど北上し、やってきたのはコッホ城という別の城の最寄バス停。城と雰囲気を合わせたポストがお出迎え。

こちらがコッホ城。カーディフ城よりは小さく、また19世紀の再建であるが、お伽噺そのままの雰囲気ある城である。

中はこう。3つの塔に順番に登れる。

再建ということもあり、内部は非常に豪華絢爛。

中世イギリスらしさ満点。

北の塔から内側を撮影。ちなみに外側への窓は狙撃特化の非常に細いものとなっている。

そしてカーディフ市街へ戻る。こちらは国立博物館。

恐竜の全身骨格まで!大英帝国の国立博物館は無料で入れるのにクオリティが高い。4時過ぎに入ったのですぐ閉館になってしまったが…

南東から撮影したカーディフ城壁。

ライトアップされた、中心部の素敵なストリート。カーディフの旅もこれで終わり。

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