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10/31 現役空母とトラファルガーを戦った戦列艦が同時に見られる軍港ポーツマスPortsmouth

私は2022.9〜2023.1の間、英国南西部のエクセター大学に交換留学しました。今シリーズは、エクセターを拠点にした英国内の様々な場所への旅行記です。コロナ後の鮮度が高い情報・長期滞在でなければ中々行かないような場所の情報も沢山掲載していますので、英国訪問を考えている皆さんの参考になれば幸いです。

今週は大学の読書週間で授業が無い。ということで宿泊旅行へ出かける。まずははポーツマス・ワイト島への2泊3日。今日は1日目、ポーツマス前編。

本日のチケット。復路行程が未定のため往復券は途中のサウサンプトンまでにして、ポーツマスへは別途切符を買っている。ちなみにEvening Outと言いつつ、朝10時半から使用可能だ。

ポーツマスハーバー着。海に張り出した凄い駅。

駅から少し北へ向かうと、すぐにポーツマス軍港に着く。英国海軍の3大軍港の一つ。いちばん南方に係留された19世紀後半の戦列艦ウォーリアがお出迎え。この艦は明日見学する。

今回はフリーパスを買ったので、まずは港内の桟橋から1時間の遊覧航海へ出かける。

出航後は北へ進路を取る。するとなんと運がいいことに、空母クイーンエリザベスが係留されていた!2隻しかない王立海軍の現役空母。

他にも多くの軍艦を見ることができる。

こちらはフランスへ向かうカーフェリー。

南へ進路をとると、今度は現代ポーツマスの象徴スピンネーカータワーが。ヨットの帆をイメージした独創的建築。

遊覧航海を終えて戻ってきた船を降り、港内を北へ進む。今度は空母を中から見学。しっかり有刺鉄線で近づけないようになっている。

そしてこちら手前の乾ドックにいるのはM.33という。曰く「特に変哲の無い船に見えるかもしれないが、第一次世界大戦の激戦ガリポリの戦いを無傷で生き抜いた強運の艦だ」。

そして1つ目の目玉、修復中の戦列艦ヴィクトリー。

この艦はトラファルガー沖海戦でナポレオンの艦隊と接敵し勝利を収めた1隻。このように大砲が並ぶ甲板が何枚もある。

一発撃つごとに銃口を船内に戻し、清掃と次の弾薬の装填を行う。そのため各砲に台車付き。

工事中のお陰で一番上の甲板でも雨に濡れない。ちなみに下の甲板の天井は1.6mほどしかなく、一番上でしかのびのびできない。ちなみにポーツマス軍港にいる間に10回ほど頭をぶつけた。

船底はこんな感じ。継ぎ目がすごい。

続いて向かうのはメアリーローズ館。これは16世紀ヘンリー8世の治世に従軍し沈没した艦だという。

そう。ソレント海峡に沈んでいたのを、なんと引き揚げたのだ!!やることがなかなかに凄い。


現役時の復元。なかなか立派な帆船である。

 

隣の海軍博物館にて。昔の基地公開ポスター。

海軍ゆかりの品々。

ヴィクトリー号を率いたネルソン提督の像。一日目の探索はこれで終わり。もう暗い…

サウスシーSouthseaエリア、エアビ近くのハンバーガー屋にて夕食。

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