ダイアトニックコードとは?〜作曲のルール〜 [vol.094]
ダイアトニックコード(Diatonic Code)
その調(key)で使われるスケール7つの音(ダイアトニックスケール)のみで作られるコードのことをいいます。
曲作りの骨組みはコードです。
そのコードは曲の調(key)によって、自然に使えるコードとそうでないコードがあります。
この自然に使えるコードがダイアトニックコードです。
それ以外のコードをノンダイアトニックコードといいます。
三和音、あるいは四和音で構成されることが多いですが、セブンスの音を注意すればテンションノートも組み込んでいけます。
ダイアトニックコードを確認
ダイアトニックコードはダイアトニックスケールの音をルート音に持つ、7種類が基本になります。
調(key)を「C」でいうと、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の7音です。
<三和音>
基本の三和音の7つのコードは以下になります。
「C」「Dm」「Em」「F」「G」「Am」「Bm-5」
<四和音>
セブンスの入る四和音の7つのコードは以下になります。
「CM7」「Dm7」「Em7」「FM7」「G7」「Am7」「Bm7-5」
音で確認
調(key)を「C」に設定して「C」のコードのダイアトニックコードを使用音で説明します。
「C」<シーメジャー>
「ド」「ミ」「ソ」
「CM7」<シーメジャーセブン>
「ド」「ミ」「ソ」「シ」
「Csus4」<シーサスフォー>
「ド」「ファ」「ソ」
「C6」<シーシックス>
「ド」「ミ」「ソ」「ラ」
「Cadd9」<シーアドナイン>
「ド」「ミ」「ソ」「レ」
「CM9」<シーメジャーナイン>
「ド」「ミ」「ソ」「シ」「レ」
「CM11」<シーメジャーイレブン>
「ド」「ミ」「ソ」「シ」「レ」「ファ」
「CM13」<シーメジャーサーティーン>
「ド」「ミ」「ソ」「シ」「レ」「ファ」「ラ」
ダイアトニックコードの考え方
ダイアトニックコードが自然な響きといっても、楽曲中にノンダイアトニックコードを使ってはいけないということではありません。
逆にダイアトニックコードとノンダイアトニックコードを上手く使い分けて楽曲のストーリーに深みを付けていきます。
イラストに光と影を加えるような感覚で、ストーリーに安定と不安定を作っていきます。
ダイアトニックコードを感じながら作曲すると、この楽曲のストーリーの持って行き方が、少し変わってくると思います。
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『ダイアトニックコード』を詳しく知りたい方はこちら
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